マイネーム イズ 伊豆 回答編 第1回
カテゴリ:日記
「サーフブンガクカマクラ」の発売が近い!!ということで、大急ぎで解説を更新したいと思います。

最後に「新しい世界」の募集編も。

新しいアルバムが出るのに前のアルバムの解説というのも何ですもんね。まああの、ミニアルバムは置いておいて。



ということで、農家の例えを格好付けて書いておきながら、しっかり製法や農法をアピールするゴッチちゃんの解説編です。

ははは。





投稿者:M/16/female/愛知

本文:曲の最初と最後の街の音は後藤さんがご自分で街に行って録音したそうですが、周りの人に変な目で見られたりしませんでしたか?

あと後藤さんは詞を書く時、言葉の意味と響きではどちらを優先して書きますか?



A.

東京の、繁華街の雑踏は思っているよりも無関心なのです。マイク持って立っているくらいでは、皆スルーして行きます。そういう街です。雑踏の音を録音している間中、私は透明人間でした。

詩を書くときは、どちらも平等に意識しているつもりですが、歌詞は音楽に寄り添うものなので、響きとリズムはとても大切にしています。意味は嫌でも付いてきます。言葉である以上、意味からは逃げられないですからね。そういうことがプラスにもマイナスにもなりますよね。







投稿者:ますみん/26/female/福岡

本文:曲には関係無くて申し訳ないのですが、ライブの映像を見て、いつも不思議に思う事があります。 なぜ潔さんにだけ風が吹いているのですか?

やはり、全身で音を表現するため暑さ対策でしょうか?それとも、いつも人生向かい風なのですか?



A.

潔が「あ~、パンティ見えないかなぁ」と心の中で考えると、風が吹きます。これはある種の超能力です。エロ超能力です。つまり、ライブ中に「パンティ」のことばかり考えているのです。だから潔に風が吹いているのです。

時間があったら、潔の表情にも注目してみて下さい。グヘグヘっていう顔をしているはずなので。







投稿者:ミサキ/16/female/埼玉

本文:この曲の最初と最後に、話し声や音が入ってますよね?

私はテープレコーダーで(古いですか?笑)渋谷のスクランブル交差点の真ん中で録ったようなイメージがどうしても拭えないんですけど…実際どうやって録音したんですか?あと、ちなみにどこの街の音ですか?



A.

新宿の地下街、歌舞伎町、アルタ前、などで録音しました。普通にEDIROLのレコーダーと集音マイクを持って、街角にボーっと立って録音しましたよ。それ以外に方法がないですもの。







投稿者:北九州の天パ/17/male/福岡

本文:ライブ映像などを見ていると、せめて少しだけでもギターが弾けるといいな、とか思っているんですが。 アジカンの曲でこれなら初心者でもちょっとは出来る、みたいな曲はありませんか、或る街の群青はやっぱり難しかったりしますか!?



A.

これは宣伝ではないのですが、「サーフ ブンガク カマクラ」の曲は初心者でも比較的コピーしやすいと思いますよ。演奏がシンプルなので、バンドでも合わせやすいと思います。

「或る街の群青」はアジカンの曲の中でも、難易度としては最高クラスだと思います。演奏はシンプルでも、バンドで合わせるのが難しいと思いますよ。







投稿者:部屋とYシャツと轍/18/female/宮城

本文:或る街の群青に関する質問からずれてしまうのですが、アジカンは曲を作る時、その曲の中心となるメロディを主に後藤さんが考えて他のギター、ベース、ドラムはそれぞれのメンバーが考えているんですか?

また、大学時代は今と同じような方法で作曲していたんですか?

今、学生で軽音楽部に入っているのですが、曲作りしてみたいと思っているので、是非教えて頂けたら嬉しいです。



A.

ある程度、曲の幹(コード進行や簡単な構成とメロディなど)は私が作って行きますが、基本的に自分のパートは自分で考えます。でも、お互いにお互いのパートへ注文を付け合います。「俺がこうだから、おまえはこうしてくれ!」的な要求をし合います。ある程度、私が作ってしまうこともあれば、ほとんどメンバーにお任せということもあります。また、一曲の中で「ここは私の言う通りで」という部分と、メンバーにお任せという部分があることもあります。だから、作曲はコレと言って決まったやり方がないのですよ。

大学時代は、私がもっとガツガツとメンバーに「こうやれ!ああやれ!!」と指示を出していましたね。今ではそういうことは少ないです。でも、作曲者がエゴを丸出しにする時期もバンドには必要なのだと思います。







投稿者:下山/16/male/東京

本文:「或る街の群青」は映画主題歌のために書き下ろされた楽曲だと聞きました。

そこで思ったのですが、この曲は「ワールド ワールド ワールド」のアルバムのコンセプトに合わせつつ、書き下ろされた楽曲なのでしょうか?



A.

いや、「ワールド ワールド ワールド」自体が「鉄コン筋クリート」に導かれたのだと思います。「或る街の群青」を作ったことが、このアルバムのコンセプトを形作るイマジネーションの最初の一滴になりました。音楽的にも、作詞の面でも、とても重要な経験でした。







投稿者:よこ/25/female/東京

本文:この曲を作成する時に、ごっちさんの頭の中にはどんな世界があったのでしょうか?

私は、『鉄コン…』のイメージがあまりにもピッタリきたので始めからイメージがあったのかな?と。



A.

この作品を作る前から松本大洋さんのファンだったのです。シロとクロのコントラストには、シンパシーを感じ続けていましたし、多大な影響を受けてもいます。そして、私なりに「鉄コン…」の世界に身を浸すような感覚で作詞作曲を行いました。

音像としては、映画のエンドロールを意識し続けました。そして、シロとクロの新たな夜明けを歌おうと思いました。







投稿者:ファンタ/15/male/大阪

本文: 以前何かでこの曲は足下が忙しいと言っていた様な気がするのですがどれ位忙しいですか?



A.

入店して2週間くらいの新米バイト君が、豚骨ラーメンの麺を茹でながら同時に餃子と炒飯を作っており、かつ明日の豚骨スープのアク取りまで任されている場面を想像して下さい。そのくらいです。
2008-10-27 1225116420
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