甘い罠、旨い縄、ナウイ屋根 回答編 第2回
カテゴリ:日記
回答編は第2回。

今週中に「転がる岩、君に朝が降る」編は終わらせる予定。

ということで!!!







投稿者:みかん/28/female/北海道

本文:数年前から、アジカンの曲にはまり、聴くたびにギターを弾いてみたいなと思っていて、5月にライブに参加させていただいてからは、弾けるようになりたい!と、思いました。最初にどのような練習をすればいいのかと思い、とりあえずコードの本を見てみました。思っていた以上にコードの種類が多くて、不安になったのですが、やはり全部マスターしなければいけないのでしょうか?

独学でギターを弾けるようになるのは、無謀なことですか?

私は、プロを目指す訳ではなく、アジカンのCDを流しながら自分で弾いて楽しみたいと思っています!こんな私に、何かアドバイスを宜しくお願いします!!あと、指が短めでも大丈夫ですか?



A.

バンドをやっているひとの多くは独学で楽器を憶えたひとばかりだと思いますよ。僕らも友達と情報交換をしあったり、大学の先輩に教えてもらったり、実際にバンドを組んで演奏することで楽器を演奏できるようになりました。

本に載っているコードを全て憶える必要はないですよ。まずは弾いてみたい曲のコードから憶えていくのが、上達への近道ではないでしょうか。

誰の為でもなく、自分の楽しみとして自宅でギターを弾くなんて、贅沢な時間の使い方だと思いますよ。そういうひとが増えたら、豊かな社会になりそうですね。

指は短くても大丈夫だと思いますよ。







投稿者:まあ/30/female/静岡

本文:毎回、回答編を楽しんでみてますが、私はギター弾けないし、曲の細かいことなんて正直わかりません。質問の内容も答えも??ってのもあります。私はリズムとか歌詞とかで最高!って思いながら聴いてますが、そんなんでいいですか?

あと、アジカンさんはファンクラブはこれからも作らないのでしょーか?



A.

特に曲の細かいところがわからなくても「なんだかイイ!」と思ってもらえたら嬉しいですよ。そういう直感的な感想って、とても信用できるというか、変に批評的な目線で持ち上げられるより何倍も嬉しいです。質問の内容や答えが??っていうのは、ちょっと解消できるか分からないですけど、質問の選択がマニアック路線に偏らないようにしますね。

ファンクラブはもう作りましたよ。







投稿者:さき/20/female/埼玉

本文:後藤さんはじめまして。

「転がる岩、君に朝が降る」とても大好きです。私も世界を変えたいのですが、「世界」は広くて数え切れない程沢山あるのでどうしたらいいのかわかりません。もちろん戦争も無くしたいです。何から始めたらいいのでしょうか。



A.

その答えはとても難しいですね。私にも、はっきりとした答えはわからないのです。

でも、まずは自分の家族や友達を大切にすることから始めてみてはどうでしょうか。そして、「大切に」とは一体どういうことなのかも考えてみてはどうでしょう。僕らに出来ることって、身近なところにしかないですし。私も一緒に日々の生活の中で考えてみますね。

あ!でも、身近ではない「世界」にも目を向けておく必要があると思います。その視点を放棄してしまうと、盲目的な思考に陥ってしまうような気がします。







投稿者:GUERNICA/18/male/愛知

本文:この曲の英歌詞を見てて気付いたんですけど、三回目の「君」の部分がyouじゃなくてherになってますよね?アルバムを買ってからすごく気になっていたんで、是非この機会にその意図を聞きたいです。…が、やっぱり歌詞に関してですから、「そこは察して!!考えて!!」って感じですかね?



A.

英訳の違いに気付いたのは鋭いと思います。あの部分は客観的な視点も混ざっているので、英訳では「her」に変えました。「君」なんだけど、「her」なのです。車に乗って行ってしまったのは女の子なのです。







投稿者:蒼猿/16/male/兵庫

本文: さっそく質問なんですが、私は考える、という行動は、人が大きくなりすぎた脳が、十分に使わない事で萎縮しないように刺激を自給自足するためにあるんだと思っています。そんな私には世界で起こっている事について考える事が、自分は全てを投げ出して現場に行かなくてもいい、自分に世界は変えられない、という前提のもとに成り立った刺激の自給自足、或いは自己満足に思えてなりません。

その事について後藤さんはどう思いますか?

考える、知るだけでもいいんでしょうか?

答えていただければ幸いです。長々と失礼しました。



A.

「考える」ということを、そういう視点で捉えたことがなかったから、とても面白く読ませてもらいました。勉強になりますね。

私が思うに、実際に現場に行ったひとも、行く前に「世界で起こっていること」について考えたのではないでしょうか。だとしたら、「刺激の自給自足」も決して無駄ではないですよね。逆に、そういった考察や想像なく、いきなり湧いて出たような思い付きで全ての物事や行為が始まるとは私は思えません。

何にしても、「考える、知る」ということから始まることが、ほとんどなのではないですかね。その後で、自己満足的に思考の中に沈むということはあると思いますよ。そして、ほとんどの人は「刺激の自給自足」や「自己満足」以前に、考えることを放棄すると思います。下手をすると自ら「もっと知りたい」という欲求すらないかもしれません。

真偽はともかく「知る」という行為がどんどん身近になっているので、「考える」ということはとても大切だと思います。そのうえで、実際に何かを始めるひとは素晴らしいと思います。

あと余談ですけど、「私は世界を変えられる」と思っているひとがいたら、私の感覚からするとちょっと怖いです。そんな万能感、どこか歪ですよね。







投稿者:アチャラ/37/male/東京

本文:先日のナノムゲンフェスに参加した際聞いた「転がる岩君に朝が来る」はイントロからなにかいつもと違いグッとくるものがありました。演奏する側の皆さんでもレコーディングとライブでは同じ曲でも全く違ったものとになっていると感じるのでしょうか?それは皆さんの気持ちなのか、その会場の雰囲気がそうさせるのでしょうか?



A.

我々にとって、曲を実際に生で演奏することは格別なのです。その時の自分たちのエネルギーと、観客のエネルギー、そういうものが会場を満たしていて、それを振動させて音は鳴ります。スタジオの空気と比べて、どちらのほうが特別なものか考えたら、答えはすぐに出ますよね。

全く違ったものだとまでは思いませんが、振動している空気やエネルギーは別物だと思います。







投稿者:感性ユタカ/17/female/北海道

本文:まだワールドワールドワールドを買う前に友達から、アルバム全曲に英訳がついていて転がる岩、君に朝が降るの曲名が格好いい!と聞いていました。これでわたしは、「転がる岩」の部分は「ローリングストーンズだろう…!」と予想していました。いざみてみると「ロックンロール」、良い意味で期待を裏切られました!この部分は後藤さんが考えたのですか?



A.

最初は「ロックンロール」という曲名が良いのかなと思ったこともありました。でも、そういうタイトルの曲はきっと、世界中に沢山あるのだろうなと。自分にとって、この曲は特別な何かを感じさせるものだったので、なるべくひとの付けなそうな名前にしたいなと私は思いました。

「ロックンロール」と「転がる岩」。そういうことだったのです。





つづく。



追記。

「サーフ ブンガク カマクラ」虫食いヒント、第二弾。

今日は「カ行」を開けます。



1.藤沢ルーザー

2.鵠沼サーフ

3.江ノ島エスカー

4.腰越ク○イ○イ○○

5.七里ケ浜○カイウォ○ク

6.稲村ケ崎○ェ○○

7.極楽寺○○○○○イク

8.長谷○○○

9.由比ケ浜カイト

10.鎌倉グ○○○イ



大分当てられてるなぁ。凡庸な語感の私。
2008-09-18 1221749160
©2010 Sony Music Entertainment(Japan) Inc. All rights Reserved.