引き続きまして、「No.9」の回答編。
今のところ、全4回を予定しています。
ということで。
投稿者:内葉/15/female/新潟
本文: No.9についての質問なのですが、前奏や後奏のコーラス(?)や、サビの最初の「ウッウウウー」っていう部分は、なんだかノイズがかった感じに聞こえるのですが、これは機械等での加工などをしているのですか?
A.
ギターリフとユニゾン(同じ音程で歌っている)しているコーラスパートにはエフェクトが掛かっています。その効果で音が歪んでいるため、ノイズがかった印象を受けるのだと思います。エフェクトはコンピューターでかけています。
投稿者:はるき/20/male/千葉
本文:冬のツアーで初めて聴いた時から、最近のUKロックの指向と言うか、いわゆる"ダンスロック"な雰囲気を感じました。その辺は最近後藤さんの聴いてる音楽からの影響が強いんでしょうか?
また、後藤さんが"ダンスロック"で思い浮かぶアーティストと言ったら誰ですか?
A.
パっと思いついたのは、New Order、The Stone Rosesのファーストアルバム、BLACK GRAPEですかね。最近だとLCD SOUND SYSTEM(スペルミスしてました)かな。あまり詳しくないので・・・。
楽曲は皆でアレンジしているので、誰かひとりの音楽的な趣味が色濃く出たりはしないです。特に最近では、これと言って「○○から影響を受けています!」というのがあまりないですね。ただ、今まで聴いてきた音楽からは、意識的にも無意識的にも影響を確実に受けていると思います。特に十代から二十代前半に好きだったもの(音楽だけに限らず、映画や小説やいろいろなモノ)や憧れていたものは、咀嚼して吸収して、今では血や骨のようになってしまいました。これからもとても広い意味で影響を受け続けると思います。
投稿者:えんも/23/female/北海道
本文:『No.9』は、感想のところのギターが好きです。ってか、曲全体のノリが好きで、聴いているときにずっと曲に心を奪われていたら、詞が反戦を訴える内容だと言うことにアルバムを買って1ヶ月間くらい気付きませんでした。気付いた時は、「なんたることだ!!」と思いました。
それで思ったのですが、この曲の歌詞を他のメンバーに見せた時、みなさんはどのような反応をしたのでしょうか?反戦を謳うことに対して抵抗感があったりしませんでしたか?
A.
仮歌(作曲時につける適当な歌詞)の段階で、キヨシは微妙な顔をしていました。でも、歌詞が出来上がってからは特にいつもと変わりない様子だったように思います。アルバムに入れるか入れないかで意見の違うメンバーもいましたが。
抵抗感は全くありません。でも、こういう歌こそ自分の目線から、決して背伸びなどをせずに、自分の言葉で歌わなければならないと思いました。
投稿者:UK/18/male/東京
本文: 間奏でいつにも増してハードなリフが展開されてますが、これは伊地知大先生発案のものなのでしょうか?
A.
間奏は私のアイデアをもとにセッションをして作りました。ハードなものでも、例えば「ナイトダイビング」の感想のギターソロ部分のような「ハード」さ、いわゆるハードロック的な部分に関してはキヨシ主導のアイデアであることが多いです。同じ「ハード」でも、少し毛色や毛並が違うような雰囲気なので、聴き比べてみてください。
投稿者:Idiot少年2世/20/male/兵庫
本文:アジカンを聞き始めて5年になります。最近の曲の傾向なのか、荒削りなロックが減ってきたように思えます。崩壊からずっと聞き続け、ここ1年、ディストーションが弱まっている気がしてなりません。リライトを聞いて、僕は音楽を始めることを決意しました。また、崩壊や君繋の時のような曲は生まれませんか?
A.
昔は、狙って「荒削り」だったわけでなく、全力でやった結果「荒削り」だったのです。ですから、もう一度その質感を出すことは不可能だと思います。あの頃にしか作れないものだったので、歪ではあっても、そこに愛着が湧くのだと思います。
意識して「初期のような」曲を作っても、それはただの焼き直しでしょう。「崩壊」や「君繋」の曲がなくなってしまうわけではないですし、現に初期の曲を今でもライブで演奏しますから、尚更に焼き直しの必要性もありません。
ギターが「より歪んでいること」が音楽の善し悪しを決めるとも思っていないですしね。
それより私は、自分たちにとって新しいことに挑戦して行きたいと思っています。
投稿者:感性ユタカ/17/female/北海道
本文:イントロのコーラス?と言うのですかね?あれが「ふゆがくる ふゆがくる」と聞こえてしまうのですが、もしかして意図的だったりしますか…?
A.
出たー!!!
私の歌はいつもソラミミの対象ですね。滑舌が悪いのか思わせぶりなのか、そのどちらでもあると思いますが、この場合は特に歌詞をつけていません。