フリー・チベット。
PCでこの日記を読んでいるひとは、
こんなページを見てみるのも良いと思います。
報道はオリンピックを中心に加熱しているけれど、知らないことは沢山ある。知らないといけないことも沢山ある。例えば、チベットにとってのフリーとは何か。
自分の行動のインスタントな部分やミーハーな態度は、常々嫌悪の対象だけど、それならば知ったその時から、ゆっくりと考えて温めていけば良い。そんな当たり前なことが分からなくなるほど、私の自意識がいつも私の邪魔をする。
面倒臭い性格だ。
そして「ネオテニー」の回答編。
投稿者:かえる/33/female/神奈川
本文:ネオテニーには“古着屋 USアーミー”という下りがありますが、後藤さんはファッションとしてのアーミールックみたいなのはどう思いますか?
(ちなみに私は迷彩柄とかでも単純に“柄”として結構すきなんですが、その延長線みたいな感じで古着屋で何気なく買ったアーミージャケットを着ていたら “その服を前に着ていた人が、それを着て何をしたかを考えた方がいい”と、外国人の知人に言われて以来なんだか複雑な気持ちです)
A.
高校時代は古着屋を経営する気か?というくらい古着を買って、特にジーンズなどを収集していました。買う機会は減っていますが、古着は今でも結構好きです。
軍モノの服については、昔はまったく抵抗がなかったのですが(モッズに憧れてドイツ軍のコートとかを着ていたことがあります)、現在は進んで着ようとは思いません。理由は、あなたの知人である外国人の方が、端的に表してくれている通りです。
投稿者:さち/16/female/広島
本文:『おー』ってハモリは、どういう順番で誰が歌ってるんですか?
A.
私、ヤマさん、ケンさんの順番です。
コーラスについては、ほとんどの場合、一番高いところはケンさんが担当していますので、聴き分けるときの参考にして下さい。ただ、コーラスは私が行うこともたまにあります。自分の声に自分でハーモニーを加えると、当たり前なのですが良く馴染みます。ささやかにしたい場合は、こちらのやり方を採用します。逆に華やかさを出したい場合には、ケンさんやヤマさんにお願いしています。(例えば、「ナイトダイビング」でヤマさんはコーラスに参加していません)
投稿者:鼻毛star/14/male/大阪
本文: ゴッチは最寄り駅から家までの間で極限なレベルの便意がやってきたときに、「これ完全に走った方が助かるやろ」と腹の調子を考えず自分の足を信じて家まで猛ダッシュする派か、「これ走ったら腹が揺れて安全アウトやろ。歩こ」と走らずに筋肉が硬直するほどケツに力を入れてチョコチョコと家を目指す派か、どちら派ですか?
A.
どちらかと言うと、チョコチョコと家を目指す派ですね。私の経験では、本当のピンチは、家が視界に入ってからだと思います。さっきまではそうでもなかったのに!というくらいの便意が、なぜかいつも家が見えてから始まるのが不思議です。ケツの筋肉が気を抜くのでしょう。
投稿者:こく/17/male/愛知
本文: 「ネオテニー」には関係ないかもしれませんが、質問です。
ネオテニーに限らず、後藤さんは楽曲の作成は楽器(ギターやピアノなど)で行いますか?それともコンピューター等を用いて作曲しますか?
A.
基本的にギターを使います。ギターを弾きながら鼻歌を歌って、メロディや構成を作ります。または、ギターリフ(フレーズ)を先に作って、それを皆とセッションしながらメロディを作ります。構成などはその場で閃いたアイデアを採用しながら、皆の協力のもとで組上げて行きます。
コンピューターはあまり使いませんね。使うことは出来るのですが、そのやり方はこれから先でも良いかなと思って、封印しています。
投稿者:サバンナの黒豹/16/male/鹿児島
本文:質問です。熊本や宮崎に比べると鹿児島ではめったにライブがないような気がします。噂によるとゴッチは鹿児島が嫌いと聞いたことがあるんですけど本当ですか?本当なら悲しいです。
A.
それは誤解ですね。
宮崎にも熊本にも鹿児島にも、同じように一度しか行ったことがありませんし、鹿児島はとても気に入っている場所のひとつですよ。前にツアーで行ったときは、皆で桜島に渡り、島をグルっと一周しました。夕飯の「黒豚しゃぶしゃぶ」は、ケンさんが感動のあまり「黒豚しゃぶしゃぶ」という曲(ライブで披露)を作るほどの美味しさでした。
投稿者:雪風の使い魔/17/male/新潟
本文:アジカンさんの曲は、後藤さんギターがパワーコードで低音域を、喜多さんギターがオクターブ奏法やレギュラーで高音域を担当しているカタチのものが多いと思うのですが、この曲は、特にサビに当たる部分では(聴いた限り)後藤さんギターはパワーコードは弾いていない気がします。全体的にギターが高いシャンシャンした感じの音です。この曲を、このように比較的変わった構成にした意図やいきさつがあったら是非お聞きしたいです。
あと、新しいクラスがなんとなくアウェーな雰囲気なのですが、どーすれば馴染めるでしょうか。
A.
確かに、この曲のサビ部分はパワーコードではないですね。ルートが5フレットのDのコードを最初から最後まで弾いています。演奏に華やかさや広がりが欲しかったので、こういった演奏方法を選んでいます。特に変わったやり方ではないように思いますよ。割とベタな選択かと。
アウェーの雰囲気ですか…。もっと凄まじいアウェーの雰囲気を味わいに、埼玉スタジアムのレッズファンのまっただ中で敵チームのユニフォームを着てみるというのはどうでしょう。クラスのアウェー感など生易しく感じるのでは。
投稿者:モエ/17/female/千葉
本文:コーラスを録るときは、3人で一緒にレコーディングするのですか?
A.
3人で同じマイクを使って「ワワワワ~」というような風景を予想しているようですが、実は、コーラスは1人ずつ録音します。3人を同時に録音してしまうと、後で1人ずつの音量の調整が出来なくなってしまいます。また、誰かひとりが失敗してしまうと、ほかのふたりが良くてもやり直しになってしまいますし。そういう効率の面から見ても、それぞれ単独で録音するやり方を採用しています。
投稿者:いも/15/female/石川
本文:ネオテニー質問ですが、「叶わぬ願いだけ…」のあたりからコーラスが聴こえるのですが、なんと言っているんですか?失礼なんですが、どうも私には「ハーゲンダッツ」と聴こえます!教えてください!
A.
ハーゲンダッツ…。
面白い。どうやったらそう聴こえるのか、不思議でなりません。まあでも百歩譲って、いや、七万歩くらい譲って、そう歌っているとして、それだとまるごとアルバムが台無しになるような、そんな気がしますけれど、どうですか?
基本的にあの部分には特別な歌詞をつけていません。
投稿者:tk/22/male/熊本
本文:「ネオテニー」というタイトルですが、「このおかしな世界を変えよう」という理想を掲げる事が、時に「どうにもならないんだから、ガキみたいな事言ってないで大人になれよ」と嘲笑されてしまうなかで、それでもその思いを抱えながらあがこうとする、ある種「子供のような」人間の姿の事なのではないか、と僕は(勝手に)解釈しました。
こちらの勝手な解釈に基づいた質問で恐縮ですが、こういった嘲笑やシニシズムに対して、音楽にできる事は何だと思いますか?もしくは、音楽家はこの状況に対して、どのような姿勢で立ち向かうべきだと思いますか?
A.
理想と現実の間には、とても大きな隔たりがあって、我々はいつだってその境目で右往左往して、自分の無力さを知ります。音楽家や芸術家たちは、理想を掲げる職業です。どんなに嘲笑されようと、冷笑を浴びせられようと、それを続けることです。
私はこの「ワールド ワールド ワールド」というアルバムを作るとき、ある意味で、喜びに満ちあふれた音楽(それをポップとも呼ぶ)を鳴らすことは、世界に溢れる悲しさに対する純粋な抵抗だと考えていました。
これは私のやり方、考え方ですが、皆さんはどう思いますか?
とても難しい質問なので、これはもっともっと考えてみることにします。
投稿者:ゆうこ/26/female/福岡
本文:後藤さんに質問なんですが、ネオテニーに限らず曲を作るということはいつ頃からできるようになったのですか?作ろう!と思い作るのか、あ!メロディー浮かんだって感じでできるのか。そして、たとえば出来上がったとこを元に前後を作るのか、それかそれぞれのメロディーを組み合わせるのか。
生まれてこのかた曲を作るという感覚が私にはまったく未知の世界。
あ、あとASIAN KUNG-FU GENERATIONがラブソングを作らないのは意図的にですか?
A.
曲を作ろうと思ったのは、浪人していた頃ですかね。ギターのコードを幾つか憶えられたので、それを組み合わせて、適当に曲然としたものに仕上げるというような行為を、下手なりに初めてみました。
曲は「作ろう!」と思うとまったく浮かびませんね。「ギターでも弾くか」という時間が、一日の中で必ずあるので、そうやってギターをポロポロ弾いているうちに、なんとなくメロディやリフ(フレーズのこと)が出来上がります。で、その浮かんでくるメロディやリフにもいろいろあって、それが曲の最初の部分のときもあれば、サビの部分ということもあるので、自分の感覚が求める成り行きに任せて曲に仕上げて行きます。
広い意味でのラブソングは既にあると思うのですが、どうでしょう?
「溶けるまでKISSして~」だとか「もっと近くで I want you!!」みたいな曲は、この先も書けないと思います。なんというか、そういう曲はラブソングというより、欲望ソングという感じですよね。
というわけで、回答編は続く。
恐らく、全曲解説はツアーに食い込むことが確実ですね。長いツアーのホテル暮らしの息抜きにしますので、心配なく。マイペースで進めるので、更新が遅れた場合はすみません。
ネオテニーについては、あと2回、回答編があります。