投稿者:ケメコ/17/female/島根
本文: 私は「ネオテニー」という言葉を初めて知りましたが、後藤さんは以前からこの言葉を知っていたのですか?そして曲のタイトルにしたいとか思っていたのでしょうか?それとも「ネオテニー」の曲を創ってから、タイトルにする言葉を捜したのですか?
A.
普段から、韻を踏む勉強のために、割と辞書で言葉を探すことが多いですね。最近の電子辞書には「逆引き」という便利な機能がついていて、語尾からでも言葉を検索できるので重宝しています。
ネオテニーという言葉は、歌詞にある「幼生」について調べているうちに発見したのか、それとも無作為に辞書を読んでいる時に憶えたのかは、はっきり記憶にないのですが、曲を作っている段階、しかもタイトルを考え始めた頃に憶えた言葉だと思います。
曲のタイトルは、ほとんどの場合、曲も歌詞も書き終えた後に付けます。
投稿者:☆☆☆ゴッチの大ふぁん☆☆☆/15/male/岡山
本文:自分はアジカンに憧れて、最近ギターを始めました!!
今は、コードを必死に!覚えてるんですがどうしてもFのコードが上手く弾けないんです。何かいいアドバイスいただけませんか?
A.
6弦のFのルート音を無視して
このように押さえてみてはどうでしょうか?
6弦のF(ファ)と同じ音は4弦と1弦でも鳴っています。初心者が苦労するFのコードは、なんと通常、同時に3本の弦から同じファの音が出ているのです。ということは、1本くらい鳴っていなくても和音として十分成立しているわけです。弾き語りなどをする場合で、低いルートの音がないとニュアンスがでないときには、練習が必要ですが、バンドで演奏する分には、この押さえ方で十分だと思いますよ。
投稿者:ばっじょ/21/male/北海道
本文:今回のアルバムは、全体的に短めの曲が多いのですが(ネオテニーが最長)、何か意図みたいなものがあるんですか?
A.
曲を長くすることより、短くすることに我々は難しさを感じます。足すことより、余計な部分を引いて行くことが難しいのは、「せっかく思いついた展開だから使いたい!」という心が邪魔をするからです。
今回のアルバムでは、曲をシンプルに組み立てること、それでいて面白い展開や進行を考えること、曲を理由もなく長くしないこと、などを大雑把な目標として掲げて作業を進めました。
短い曲には、強いメロディとリフが必要とされるので、今回のアルバムは強いメロディとギターリフが多くなったような気がします。
投稿者:uk/18/male/東京
本文:本題にあまり関係のない質問には答えなくてもいいのでは?と思います。 回答は非常に面白いのですが、「質問可能な時間は厳守」とか結構厳しい感じでやってるのに何だか拍子抜けしてしまいます。
A.
あわわわわ。
音楽のことばかりだと、固くて面白みに欠けるかなと思って脱線を初めたのですが、段々、やりすぎになっていましたかね。いろいろなひとに興味を持って欲しいので、これからも、ちょっと外れた質問には答えてしまうと思います。すみませんが。
時間は「厳守!!」というほど厳しくしているつもりはないのですが。ただ、無期限だと本当にきりがないので、そのあたりも理解してもらえると嬉しいです。
投稿者:のんたろ/19/female/東京
本文:ライブで演奏する時、テンポが速くなったりするのはワザとですか?
A.
ライブの時に、テンポを変えて演奏することが我々にはよくあります。あらかじめ計画して変えることもありますし、テンションが上がって速くなってしまうこともあります。そういうところも、ライブの面白いところなのではないかと思います。CDの通りに再現することが目的ではないので。
投稿者:のんたろ/19/female/東京
本文:この曲は「おー」って言うのが結構ありますが、こういうのは曲作りや歌詞を書いてる時に意図的に「この場所におーって入れよう」って思って入れてるのですか?それとも歌入れの時にアドリブで入れてるのでしょうか?
アジカンは昔英語の歌詞でしたが、また英語の歌詞で書こうとか思ったことはありませんか?
A.
この部分に関してはアドリブではないです。
(例えば、ライカのイントロの「オー」という部分などはアドリブですが。)
英語の歌詞は考えていないですね。日本語と同じレベル(日常会話+α)で使うことが出来たら考えると思いますけれど、たとえそうなっても私は日本語で歌詞を書くと思います。
日本人なので、やはり日本語が好きですし、誇りも持っています。よく「海外進出うんぬん」とセットで英語詩の話をする人がいますが、私は日本語の、日本人の音楽として外国の方にも聴いてもらえたら嬉しいです。
投稿者:充実五輪。/20/male/北海道
本文:ネオテニーはリフから出来た曲ですか?したらばそのリフからどのように作曲を膨らましていくのでしょうか?私自身ぶっ飛ぶリフが浮かんでもそこからが上手くいきません。ただの技術、勉強不足かもしれませんが、是非この機会に勉強させていただけると幸いです。あと朝はやっぱりパン派ですか?ご飯派ですか?答えて頂けると幸いです。
A.
例えばネオテニーは、ケンさんが考えたイントロのギターリフにヤマちゃんがコード進行を合わせた状態のところまでが、ひとつのネタとしてあらかじめ出来上がっている段階から、私は曲作りに参加しました。この時点で良い曲になることが約束されていました。それはケンさんの作ったリフが素晴らしかったということがひとつ。それを受けるヤマさんが選んだコード進行(これはケンさんの指定のものかもしれません)が良かったことがもうひとつ。部分的な善し悪しが、全体に影響することが多いので、特に曲の元となるアイデアは大切ですね。
そこまで出来ていれば、あとは展開を考えてメロディをつけるだけです。私の役目はそこなので、ヤマちゃんやケンさんの曲では、ここで初めて先頭に立ってコード進行やメロディ、展開を考えます。そして、それを皆とセッションし、話し合って曲に仕上げて行きます。
作曲の方法は、これといってコツはないので、私が逆に教えて欲しいくらいです。毎回、試行錯誤の連続ですから。良いリフがあるならば、どうやったらそれが良く聴こえるか、方法を探してみるしかないですね。
ちなみに、朝はパンとご飯と「食べない」という選択と、3分の1ずつです。