屁との遭遇「ワールド ワールド ワールド」 その2
カテゴリ:日記
引き続きまして。







投稿者:青い蝶/23/female/大阪

本文:どうして演奏のみの曲を入れたのですか??

それが1曲目に来たことにも意味があるんですか?



A,

シンプルな質問で良いですね。

どうして?と聞かれた場合、「そうしたかったから」と答えるしかありません。自分たちで意図して作るモノに関しては、常に、「こうしたいなぁ」とか「ああしたいなぁ」、そうやって自分たちのやりたいことを具現化しているので。このアルバムの場合は、1曲目はギターノイズと美しいアルペジオから立ち上がるのが良いと思って、作曲しました。

揚げ足を取るわけではないですが、演奏のみの曲ではないですよ。







投稿者:cn/20/male/福岡

本文: ワールドワールドワールドを歌にしようかどうか迷いませんでしたか?



A.

買い物などの場面では、かなり優柔不断な私ですが、この質問に関しては、全く迷いませんでしたね。逆に、「下手に言葉を乗せたら台無しだな」と思いました。







投稿者:トッティ/15/male/神奈川

本文:去年の酔杯に行かせていただきましたが、この曲、最初のセッションでしたよね?

この当時のセッションとワールドワールドワールドでの演奏面での違い(追加した部分など)はありますか?



A.

その通り!昨年の酔杯ツアーのオープニングセッションです。夏フェスからのオープニングセッションが原型となって組上げられた曲です。演奏面での違いは沢山あって書ききれるか分かりませんが、大雑把に言うと、ライブではイントロがドラム+ギターノイズ(ディレイ使用)始まりだったこと、最初のアルペジオパターンやアンサンブル、演奏されているギターの本数(ライブではふたりしかいないですから)、などなど、いろいろ違いがありますね。







投稿者まつこ/18/female/福岡

本文: 日本語版歌詞カードにワールドワールドワールドの歌詞は書かれていませんが英語版歌詞カードにはコーラスの「World World World」が書かれています、これは意図的なのですか?



A.

最初は日本語版にも歌詞(と言ってもタイトルを歌っているだけですが)を載せようと思っていたのですが、アートワークとの相性が良くなかったので割愛しました。ブックレットをよく見たら分かると思うのですが、あそこに縦書きで一行の歌詞が入るだけで、なんというか、中村君と木村さん(デザイナー)のアートワークの調和が乱れると感じます。ブックレットを開いて、想像してみてください。

ね?書いたら邪魔でしょう?

中村君と木村さんが作り上げるジャケットやブックレットも、大切なアルバムの一部なのです。

英語版は横書きで問題がなかったので、掲載しました。







投稿者:ぺし/22/female/島根

本文:「ワールド ワールド ワールド」はまさにアルバムのオープニングに相応しい曲だと思うのですが、始めに「オープニングに合う曲を作ろう」と思って作ったんですか?

あと、歌詞なんですが、改めて聴くと「ワールド ワールド ワールド」って言ってるように聞こえるんですが、合ってますか?

こんな質問しか思い付きません。すみません。



A.

レンタルして聴いてくれたのでしょうかね?

歌詞については、英語訳の歌詞カードをチラっと見ると、何と歌っているのかがわかるかと思います。合っているかどうかは、ヒ・ミ・ツ。

曲に関しては、アルバムの幕開けにふさわしい曲を作ろうと思い、格好つけて言うと「狙って」作りました。







投稿者:なきむし(:_;)/27/female/埼玉

本文:少し話しが脱線してしまうのですが、アルバムをつくる際に前作からの流れとか、曲順もすごく考えて作られているように感じるのですが、それがアジカンらしさだと思うのですが、作っている過程でそこからはみだしたいという欲求はでないのですか?



A.

「こうしたい!」みたいな想いは、四人でやっていることなので、当たり前のように四人分あって、それぞれ違います。これを持ち寄って何かを作るということは、常に自分の想像からハミ出し続けていることと同じです。で、「ハミ出したい」と強く考えすぎると、「ハミ出す」ことが目的にすり替わってしまって、やりたいことではなくなってしまうことが多いです。逆に、誰かの「ハミ出したい」発想が、他のメンバーにとっては「むしろ的のど真ん中!」ということもあるので、ハミ出る出ない論は難しいですね。

例えば、パンティーがジーンズからハミ出ています。「ハミ出てる!」って思われたら恥ずかしいじゃないですか。だから、しまうのが普通です。でも、なるべくオシャレなパンティーに履き替えて「コレ!敢えて見せてますから!」と言ってしまえば、ハミ出ていないということになります。そして、それがかえってセクシーに見せているというような効果もあるので、問題は複雑です。

私は、「アルバムをつくる際に前作からの流れとか、曲順もすごく考えて作られている」ということが、ある意味でハミ出た行為だと思います。ベスト盤とプレイリストの時代ですし。





あと1回続く。

今日もスタジオだー!!!!
2008-03-24 1206326100
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