スバ
カテゴリ:日記

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広島からは早朝の飛行機で帰宅。
写真は広島公演の打ち上げにて、広島なのに何故か阪神のヘルメットを被ってご機嫌のケンさん。
こんなご機嫌な様子ではあるが、この何分か前には、自分で鉄板の火を再点火しようと試みるもなかなか火は付かず、軽い爆発みたいな現象を巻き起こして、前髪が少し燃えたケンさんなのであった。
アホだね。
lostageの面々も軽く引いていたような気がする、最終的に。

福岡、広島の公演に来てくれた皆さん、ありがとう。
お陰でケンさんが楽しそうに酒を飲んだよ。写真の通りに。
lostageとも楽しい話が出来たしね。
彼らみたいな素晴らしいバンドが、もっと評価されると良いなと俺は思う。実際に観て「格好エエなー」と思ったひとも多いみたいで嬉しい。

最近、CDは売れなくなってきているという。
これは音楽に限らず、書籍だったり、出版物というのは例外なく市場が縮小傾向。何かに、何モノかに取って変わられているのかもしれない。まあ、もともとビジネスとして不必要に肥大化していた側面もある。(が、実は肥大化した部分はあまり縮んでいないように感じる。では、皺寄せは誰に来ているのかと思いもする。)
本を買ったり、CDを買ったり、映画や演劇のチケットを買ったりすることは、直接的にその分野に(文化に)投資するのと同じことなんだ。聴いたり読んだり観たりするひとがいないとね、成り立たないわけだよ。
創るひとたちも必要なんだけど、それと同じように(それ以上に)受け取るひとたちも必要なんだ。
で、結局何かを変えようというときには、圧倒的に受け取るひとたちの力が必要なんだよ。これは事実。

そうそう、私は受け取る側のひとりでもある。
これを忘れてはいけない。

本や映画や音楽や美術や演劇や、それ以外の表現にお金を使うというのは、誇らしい行為なんだ。お金に「お金」としての価値以外のものが乗っかって循環するから。
その循環の「お金」という側面だけに手を突っ込んで、搾取しているひとたちもいるけどね、そういうひとはいずれ滅びる。因果応報。悪意には悪意が集うからね。

音楽とか文化とか、良いモノが良いサイクルで循環して行くことが豊かな社会に繋がると俺は思っていて、アジカンを好きなひとが、自分と同じような考えだったら嬉しいなと思うよ。
表現にまつわるエネルギーがぐるぐると、人々の間を巡り巡って、もっと大きなエネルギーを産む。その循環の中のひとつに俺はなりたい。そのひとつひとつの中でもとびっきりのエネルギーを吐き出してやろうじゃないか!という野心も持っているよ。
ギラギラしている。
まあ、ギラギラしているのは、歳のせいで脂ぎってきているのも関係しているかもね。ははは。

さてさて。
奈良在住のlostageとのライブから帰宅して、俺は同じく奈良在住、川瀬直美監督の「殯の森」という映画を観に出掛けた。
これは「カンヌ映画祭グランプリ」という先入観なしに素晴らしい作品だった。

そうしたらば先程、NHKで女性監督の特集。
なんだかいろいろ偶然が重なって、連鎖しているようで面白い。

2007-12-10 1197216720
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