14日。ラジオ収録。
ラジオ収録終了後、いつもはスタッフの車に乗り合わせて帰るのだが、なんとなく電車に乗ってみることにした。
作曲期間やレコーディング中は、なんとなくこうして電車で移動したくなる。作曲や作詞という表現によって、言葉と音のチャンネルは何がなんだかよく分からない感じになっているけれど、音や言葉ではないインプットを欲してしまう。
街や車窓に流れる景色を見たり感じたりしたいのだ。

東京のオフィス街は熱いやね。コンクリートとアスファルトの灼熱地獄。

15日。107stにて作曲とアレンジ。
作業は順調に進んでいる。
アルバムの制作は後半戦に突入していて、前半戦はキヨシ師匠の情熱と無邪気さと誠実さが良い具合にバンドを牽引していたように思うけれど、後半戦は私、全開バリバリ。俺の愛しさと切なさと心強さでバンドをリードするのだ。

今日は終戦記念日だ。TVでは日本国憲法第九条の特集をやっていた。
空恐ろしい発言もいくつかあったな。

普段の生活の中で。
「綺麗ごとを言うな」何の話でもこういうことを言うひとは多い。良いじゃねえかよ、理想論だって。誰かが綺麗なことを、現実離れをしていたとしても、言わなければならない。「綺麗ごとを…」なんて言うヤツが、現実に身体ごとどっぷりと浸かって、諦めたような顔をして何もしないようなヤツだったら、笑い飛ばしてやったら良いんだ。きっと逆に何倍も笑われてしまうのだろうけどね。
だったら俺、笑われ者でいい。

いつか僕らの国のミサイルや弾丸が、どこかの国の何の罪もない民間人を撃ち抜くことはあるのだろうか。
名目は何でもいい。この行為のどこに正当性があるのか俺にはよくわからないんだ。
「正しい」戦争なんてあるのだろうか。

思うことのすべてを、この日記に書き切ることは出来ない。
でもこのシンプルな何行かを今日は書きたかった。

16日。107stにてアレンジ。
自宅に帰ってからは、作詞をバリバリとブリブリと行った。一気に一曲書き上げた。珍しい。

17日。北海道へ。
札幌に着いたのは19時過ぎ。ということで、ライジングサンの会場に行くのは止めて、腹ぺこキッズのアジカンチームは寿司を食いに出掛けた。う、う、う………、う…。うまい。
何食っても美味い。

18日。ライジングサン出演。
到着するとピロウズが始まったので、しばしステージ脇で見る。2年前とは会場の配置が変わっていて、驚いた。メインステージ前はそんなに変わらないけれど、全体として会場が広くなっている。凄い!!
本番は涼しくて気持ちよかった。
ライブ後はインタビューによってボアダムスを見逃し、ラム肉を焼き焼きしてからYAZAWAさん、コーネリアス、ストレイテナー、バンドアパートなどを観てフェスを満喫した。
コーネリアスのステージは本当に素晴らしかった。芸術性とエンターテイメント性。全方位。
アジカン、やることいっぱいあるぞ。目眩がするくらい。
この日の最後は、山ちゃんの誕生日を祝って乾杯し、ブルーハーブを途中まで観て、ホテルに戻った。

ライジングサン、観客のガツガツしてない感じ、会場の雰囲気、飯、どれも素敵だと思う。
あ、でも会場のトイレが少ないかなぁと思った。

いやぁ、本当に良い夜だったなぁ。また出たい。
写真はそんな素晴らしいフェスティバルの模様。ジンギスケン介。

19日。飛行機でバビューンと東京に戻った。
熱いね。

フィードバックファイル解説ってどこまで行ったっけ?
続きは次回。

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