タイペイ
カテゴリ:日記


日記に戦争について書くとさ、まあ決まって「日本に外国が攻めて来たらどうするんですか?」って聞かれる。
とっても難しい質問だね。
現状、「今まさに!」ということなら、選択の余地はないね。何も持ってないもの。
でも、突然そんな事態になったりしないために外交や政治があるのでは?と思うんだよ。
だから、ちょっと話がずれてしまうけど、そうならないために有能な政治家を選ぶ必要があるよね。もちろん、一票しか投票出来ないのだけどさ。
答えになってないかもな。
つまりは、そういうことにならないように、出来ることって沢山あるような気がするから、そういう危機に陥るまでのプロセスを全部すっ飛ばして、実際にそうなった時のことは正直言って考えられない。ということかな。そうなる前に出来ることをしたい。

戦争のこと、政治のこと、自分も含めて皆がもっと興味を持って自由に話し合いが行われないとね、いけないのだと思う。
10代とか20代前半の頃は選挙なんて「ケッ」とか思っていたなぁ、そう言えば。そんなの関係ねぇ!とか、どうせ何も変わんないじゃん!とか、そういうスタイルがクールだと思って格好つけていたんだよ、今から考えてみると。相当なアホだね。
それではいけないんだ。格好良くもなんともないんだ、そんなの。というか、格好良いとか格好悪いとかそういう話ではないんだ。
最早、皆が興味をもたねばならない、そういう時代だ。

長くなってしまったなぁ。
最初の写真は何?ってことになってしまうね。
だから話は私の日常に。

20日。バリバリ作業するぞ!と思っていたら、休みということでメンバー間の話がまとまっていた模様。話半分で聞いてたんだな、俺。
自宅で作詞。

21日。Gibsonのショールームに出掛け、ギターを試奏。そして購入。
またしても新しいギターを購入してしまった。Gibsonが傷まで完全に再現して作ったジョン・レノンモデルのレスポールJr.を。
早速、107stに持って帰って、そのまま作曲に取り組む。急に演奏が上手くなったり、いきなり良い曲が舞い降りて来たりということは、もちろんない。けれど、なんだか小学生の頃に新しい自転車を買ってもらったときのような、そういう気分。わかるかな。
これからどこに行こう?みたいなさ。新しい冒険が始まるような、そんな気分になった。

22日。107stでアレンジ作業。
アルバムの全体像を確認。いつになく熱く、そして有意義な話合い。
アルバム制作は最終段階に突入!!!!

23日。レコーディング。
夏フェスでも演奏している「ライカ」という新曲の歌を録音。フェスで何度も歌っているので、とてもスムーズに良いエネルギーを持って録音することが出来た。

24日。高松へ。
美味しいおこぜ料理を食い、「今日のお会計、おいくらクイズ選手権」を開催。
見事、予想金額が実際のお会計から最も離れていたキヨシ大先生は罰ゲームとして、空港で皆が選んだ服を自腹で買って、自宅まで着て帰るということになった。
写真「Before」は敗北直後のキヨシ大先生。底抜けに明るいヤツだぜ。

25日。モンスターバッシュ。
会場に着くと、髭が演奏中だった。相変わらず格好良い。
銀杏ボーイズの「あいどんわなだい」も生で聴いてさらに良かった。チン中村というギタリストは本当に素晴らしい。メンバーに欲しいくらいだ。
ベースボールベアーも良かった。色っぽいよね、彼ら。
吉川晃司さんでは「Don't stop my love~」ってステージ脇で集まった出演バンドの皆と大合唱だったな。
エルレも久しぶりに観ることが出来た。幕張以来かな。

なんだかちょっと迷いまでは行かないのだけどモヤっとしたものを、心にいつの間にやら抱えていて、それは演奏や表現にまつわるものだったのだけど、そういったつっかえが、この日いろいろなステージを観ているあいだに完全に取れた。憂鬱だった8月は本番前に終わったのだ。
良いステージだったと思う。心から。
MCするのがもったいなくて、即興で今一番新しく作った曲を弾き語りで少し歌った。今、話したいことは、その歌の何行かに詰まっている気がして。あんなに大勢の前で弾き語りをしたのは初めてだな。短い間だったけれど。

終演後はビートクルセイダースを観た。
この日のビークルはなんだかとても良かった。
俺はインディー時代からビークルのファンで、よく新宿ロフトとかにライブを観に行ってたんだ。そんなことを思い出したから、ステージ脇はほどほどにして、客席でライブを観ることにした。
本当に良かったなぁ。
例のコールはいつ聞いてもどうかと思うけどね。そして助産婦さんは彷徨ってない。ははは。

ビークルの終演とともに、急いでバスに駆け込んでホテルに戻り、軽く飯を食って就寝。
炎天下は疲れるね。

26日。高松にて取材。栗林公園(素晴らしい庭園!)で撮影。
その後、空港へ。
空港へ着くなり、我々は売店に直行。そしてキヨシ大先生の帰りの衣装を選ぶ。
「女物やスケスケ系は勘弁して!」という先生の泣き言は一切無視して、ありえない服を探すケンと俺(山田さんはあまりこの罰ゲームに興味がないらしく、自分用のおみやげうどんを買いに出掛けられました)。
そして選んだのが写真「After」であります。
ご当地「釜玉うどん」Tシャツの上に、レディースものの奇抜なシャツを重ね着し、何が何だかよくわからないけれど結構値の張るリバーシブル帽子をコーディネイト。この夏、最もポップな格好に仕上げました。
グラサンは自前。

いやぁ、笑った。
空港でファンの子がサインを求めてくる度に、恥ずかしそうな顔をしているキヨシ。最高。
「これ私服です」みたいなことをケンちゃんが小声で言ってたのも笑えたな。
またやろう。負けないようにしないとね。

 

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2007-08-26 1188139080
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