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16日。
自宅がフワフワと揺れた。たまにある地震とは違って、ゆっくりと建物がスライドしては戻るような感覚。「あれ?これデカイな」と思ったら、大変な地震だった。
リハーサルも4日目のこの日は、皆の演奏に疲れが見える。演奏も身体も重い。
ということで、早めに切り上げた。
17日。リハーサル。
前日の早アガりが功を奏したのか、身体が少し軽い。
演奏も良い感じに仕上がって来た。
大相撲10日目のこの日は、結びの一番をスタジオのTVで観戦。白鵬対琴光喜。興奮した。地元である名古屋(愛知県出身なので)で横綱を破った琴光喜。なのに何故か座布団が乱れ飛んでいた。うーむ。そこは拍手で良いのでは?というか拍手でしょう!!と思ってしまった。地元なんだしね。
横綱が負けても、良い相撲だったら素直に拍手するだけで良いと思うのだけどなぁ。この日は特に、そう思った。
こういうのは何も、この日の大相撲に限ったことではないのだけれどね。
最近、大人のモラルに唖然とすることが多い。なんでだろう。いつの時代も「最近の若者は…」みたいなことを言うひとが多いけれど、俺は反対に「最近の大人は…」と思ってしまうな。
自分も気をつけないとなぁ。
18日。休み。
19日。107stにて新曲アレンジ。
ビビビ!!と電流が走った。この日に生まれ落ちたメロディは、きっとアルバムを象徴する曲になると思う。そういう予感がある。あとは、それに見合う歌詞が書けるかどうか。書きたい。書く前から、なんだか泣き出しそうな、そんな曲。
自分で作ったモノなのに、それが自分を何処か違う場所に連れて行ってくれることがある。これはとても不思議だ。確かに自分で作ったけれど、そうは思えない瞬間があるのだ。
実体はない。でも、きっとこれは旅なんだと思う。出会いでもあると思う。
音楽や映画や小説や演劇や、つまり表現には、そういう不思議な力がある。
もっと旅をしたい。景色を、世界を、更新したい。
20日。107stにて新曲アレンジ。
この日は弦楽器担当の3人で構成を練る。
誰かひとりいない日は、意外にもアレンジや作曲がスムーズに進むことが多い。「まあ、全員ではないからねぇ」というような気分が、不思議と良い意味で思考回路をリラックスさせてくれているのかもしれない。
4人だとガチンコになり過ぎるからね。四角形は保つのが難しいのかもしれない。
写真は107stの風景。初公開。
ちなみに俺のスペースのみですが。
散らかって見えるけど、実際に来たら「片付いてるねー!!」ってなるので、誤解のないように。
追記。
17日の日記、書き方が悪かった。反省。
座布団投げ。叱咤激励や賞賛を意味する風習(昔は着物などを投げ入れていたと何かで読んだことがあるな)も、今や「座布団を投げる」という形だけのモノになってしまっていると俺は思うんだよね。
実際にそういう場所に居合わせたことが2回あるのだけど、とてもそういった空気ではなかったんだよな(酔っぱらったオジサンなんかが、チャンス!とばかりに空いてる席の座布団まで何枚も投げたりね)。伝統的な意味合いでやっているひとは、ほとんどいないように見えたなぁ。これは俺の主観だから、勿論、異論のあるひともいると思うよ。
伝統や風習も、その精神が抜け落ちてしまったら…。
俺が言いたいのはそういうこと。
それから、会場では「座布団は投げないで下さい」とアナウンスが入るんだよね。
この話題は本当に難しい問題なのだと思う。
うまく伝わったかな。
そうそう、今日のイベント「F-X」は大相撲九州場所が行われる会場でやったんだよね。
支度部屋やお風呂を見学させてもらって、とても感動した。
では。