30日。新曲の構成などを練る。
練って練って練り倒す。それをロープのように伸ばし、輪っかを作り、グルグルと振り回して猛牛を捕らえる。その猛牛を練習相手にしてあみ出されたのが、テリーマンの必殺技「牛の焼き印押し」です。ウソです。
31日。新曲の構成などを練る。
練って練って、町中を練り歩く。ワッショイ!ワッショイ!興奮して神輿に登るキヨシ。「神輿に登るなー!!降ろせー!!」と大変なことに。勿論、ウソですが。
1日。プリプロに向けて、新曲の構成などを確認する。
2日。自宅で歌詞を練り、夜は友人らとパーレー(パーティの軽薄な言い方。「パーリー」のほうが更に軽薄。ちなみに「パーラー」は軽飲食店)に出席。
3日。自宅で歌詞を書く。
早くツアーに出たい。いろいろな景色を観たい。
パワプロをやり込んでいる場合ではない。ペナントが4年目に入っている場合でもない。
4日。プリプロ。
5日。プリっとしてプロっとした作業。
4曲のアレンジがほぼ完了。とても良い曲が出来た。嬉しい。こうやって皆のアイデアが形になって行く。
このタームで、新しいアルバムの制作の進捗状況はだいたい7割くらいまで来たと思う。実はもう、未発表曲が11曲ある。
「早く出せー!」と、そう思う人もいるかもしれない。
でも、なんだかバンドの調子が良くて、どんどん素晴らしい新曲が出来るんだ。だから、夏フェスの合間と秋まではスタジオで作業を続けて、もう少しやってみたいと俺は思う。
とにかく今日は、すごく良い曲が出来ているということを日記に書きたかった。
夏が来る。というか、もう来たのか。
夏フェスが楽しみで仕方ない。
韓国の人たちは、我々の曲を知っているのだろうか。ファンクラブは韓国版が発売されているので、韓国のCD屋にもあるだろうと思うのだけど。どうなんだろうね。
そうだ、ファンクラブはドイツ盤(ヨーロッパ盤)も密かにリリースされているんだよね。サンプル盤をもらったところ、4カ国語に訳されていて驚いたものです。
海の向こうで誰かが手に取っていると思うと、凄いことだよなぁ。でも、近所のCD屋にアジカンコーナーがあること自体も、冷静に考えたら凄いことだ。同時に、自分にとっては不思議なことでもある。とても遠い視点から自分を見てみると、当たり前のことなんかひとつもないんだよ、実際。
「枚数がどうこうじゃないよ」なんて言うと逆に嘘くさいかもだけど、誰かに手にしてもらえるというのはとても幸せなことだとつくづく思う。ガチンコ対決でもあるけどね、いろんな意味で。
まあ、音楽自体が「世界対俺」のガチンコ対決みたいなもんだからなぁ。その「世界」というのも主観的なものだから、最終的には「俺対俺」と同じ意味なのだけどね。そうだ、創作は自分との闘いなのだ。ムー。
誰のためにもやらないということが、全方位に向けてやるということなのだ。メー。
暑苦しく見えようが、俺は燃えている。
モー。