16日。作曲。そしてアレンジ。
歌詞も少しづつ書いて行く。スタジオでは適当な言葉をメロディーに載せる。英語や日本語やララララとかナナナナとかが混ざったデタラメな言葉の羅列。その中に印象的な言葉やリズム、語感、母音と子音の組み合わせが生まれる。それを拾う。勿論、その場で丸まる1曲書けてしまうことはないけれど。
言葉から作ると、何か饒舌になりすぎるので、歌詞から書くことは皆無。マッタクナシ。言葉だけで伝わるくらいのものが書けたならば、多分、メロディはいらないと思ってしまうかもしれない。いや、きっとそうに違いない。やったことないけど。
伝えたいのは「この感じ」というか、うまく言葉にならない部分でもあるのだな。メロディと一緒になって伝わるもの、生まれるもの。そこを細かく言いあらわそうとすると、むしろ遠ざかってしまうような気がして。
でも、言い足りていないのも納得いかないんだな。
だから、片手にメロディ、片手に歌詞、両方のっけてムムムムムとなる。
17日。作曲。そしてアレンジ。
前の日の晩に書いた歌詞をスタジオで歌ってみると、なんだか恥ずかしくなったりもする。歌っていて、演奏していて、恥ずかしいなんてのは最悪。照れていたら表現は成り立たない。「照れ」だけは最初に捨てないといけない。
ということで歌詞を修正。結構、録音直前までジタバタするタイプの俺。
18日。作曲。そしてアレンジ。
思いついたことをバンバン言うタイプ、ジックリと考えて取り組むタイプ、流れに身を任せつつ組み上げていくタイプ、それぞれのアプローチで作曲やアレンジは進む。どれが誰かは想像で。
ちなみに俺はウーンと唸って頭を掻きむしってスタジオの空気を悪くしたり、それを挽回しようと話題を変えて無視されたり、そういう諸々の面倒臭いことを起こすタイプかな。
19日。友人のeksperimentoj(エクスペリメントイ)というバンドのライブを観に行く。
ここ3年くらいの間に携帯を2台壊しているため、長い間連絡がつかなかったのだが、互いにアラバキに出演したのがきっかけで再会。その昔、自分達のイベントにも出てもらっていたバンドとこういうフェスで再会するというのは嬉しい。
ライブはとても良かった。彼らのギターアンサンブル、エフェクターを駆使した美しいギターノイズが好きだ。
スマパン、モグワイ、シガーロスやレディオヘッドが好きな人にはオススメです。
そして、この日はもうひとつのお目当て、スウェーデンのESKJU DIVINE。「ゴッチ絶対好きだから」ともらったセカンドアルバムにはまって、ずっと観たいと思っていたので、念願達成。まさか、友人がオープニングアクトを務めるとは。
北欧を感じさせる旋律がとても美しい。それはライブでも変わらず素晴らしかった。