17日。スタジオにて独りデモ制作。
サンプラーに内蔵されたリズムマシーンでリズムを録音し、ギターを被せ、歌をうたう。そして自らエンジニアとなってミックス作業を行う。言葉だけ読むと、結構格好良いもんなのかなと思うかもしれないが、マウスで録音ボタンをクリックしてから8拍のプリカウント(録音までの予備カウントだね)の間に、都合により少し離れた場所にあるサンプラーまで素早く移動していく姿ははっきり言ってダサい。そしてクリックにずれないように、ドキドキしながらスタートボタンをポチっと押す。ダサッ!!
パソコンを前に椅子に腰掛け、ハンドマイクで仮歌を吹き込んでいる姿も然り。一回、メンバーに目撃されて、爆笑されたこともある。「そんな風にやってんだぁ、ギャハハハ」だって。
まあ、なんとかこうやって実りはあんまり多くなかったけど、ちょっとだけ前に進めばいいや、という1日。
音楽の場合は、努力がすぐに結実したりなんかしないんだよね、悲しいけど。頑張ったって仕方ないことのほうが多い、実際は。鼻くそほじってたって、良いメロディーが降りて来たヤツのほうがエラいっていう世界だからね。「俺、頑張ったからエラいでしょ?」なんて自分から言ったらダメなんだ。
だけど、やれるだけやらないと俺は気が済まんから、とことんやる。誰のためでもないんだな。
18日。スイカが私鉄でも使えるではないか。本当に便利だ。
これで、残額80円くらいの微妙なパスネットが財布にガンガン溜まってしまったり、どれが使えるパスネットか探しているうちに電車がいってしまうようなことは無くなるだろうね。パスネットも便利だったけれど、本当に科学の進歩には驚く。その昔、自動改札が始まったときもビックリしたもんね。
しかし、スイカとかパスモとか、イコカとかピタパとか、ニコパとかハレカとか、トイカとか、カタカナ三文字でないとダメなのか。ダメ、ナノカ。
この日は電車内で、古いタイプの小型カセットテーププレイヤー(モノラルスピーカーを内蔵)を耳に押し当てて音楽(か、何かは定かではないけれどテープを再生していた)を聴いているオッサンを発見。科学かぁ…。
19日。休み。寝込む。
20日。プリプロ。
今月末のレコーディングに向けて、新曲のアレンジを練る。
21日。引き続きプリプロ。
22日。そしてまた、プリプロ。
スムーズにアレンジが進む曲もあれば、そうでない曲もある。結局、「うーむ」となって振り出しに戻ってしまうこともある。こういう時は正直言って辛いけれど、きっとどこかに自分達なりの答えがあるはずだ。それが見つかったときの感動というのは、音楽を続ける動力源になっている。
23日。休み。楽器屋に行って、楽器を買った。
趣味は散歩。車に興味なし。夜遊びもほとんどしない。そういう地味な人間ではあるけれど、楽器を買うっていうのは最早生き甲斐に近い。もう、楽しくて仕方ない。そんなに何本も何本も無駄に買ったりはしないけれど、楽器屋行って、「これ良いなぁ」とか思えるものが見つかったりすると嬉しい。ウキウキするよ、正直言って。
一杯、練習しよう。楽しいからね、上手くなると。
追伸。
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