10日。天気が良いので散歩に出掛ける。

散歩は良い。唯一の趣味と言っても良いかもしれない。ただぷらーっと歩くだけで、i-podとかで音楽を聴いたりはしない。音楽を聴かなくても街には十分に音がある。トンビの鳴き声、工事現場のカンカンという鉄骨同士がぶつかる音、たまに「ガッツ石松」と聴こえるトラックのバック時の警報とかね。

でも、東京の街中を歩く時や、車での移動の時は音楽を聴くことが多いな。電車に乗る時は半々くらい。

散歩の目的は気分転換でもあるし、いろいろな景色を見ることでもあるかな。別に大して遠くに行かなくても、見たこともないような景色はあるし、そんなちょっとした風景の蓄積が詩を書く時や本を読む時に役立ったりするしね。

散歩は良い。



11日。作詞。



12日。リハーサル。

キヨ&ヤマのリズム練習に加わって、歌の練習をする。自分の作った歌とはいえ、本番までに何度も歌って自分のものにしなくてはいけない。何度も歌っているうちに「ここの歌詞はこれじゃねぇなぁ」となることもある。実際に歌ってみて気持ちがいいということも、自分にとってはとても重要なことだから。読んだだけでは「ちょっと抽象的過ぎるなぁ」というものでも、歌ってみると「ああ」みたいなこともある。言葉たちをメロディーが繋いで、言葉に出来ない感覚が伝わったり生まれたりする。



13日。ラジオ収録。取材。

「あなたにとってロックな物とは」という質問をよく受けるが、決まって返答に困る。



14日。楽曲制作。

アーでもないコーでもない、モーでもなければニング娘でもないと新曲のアレンジを練り、ひっくり返してまた練り、割り箸の先につけて白くなるまでコネて、やっぱりメロン味よりイチゴだね的な作業を延々と繰り返した。



15日。楽曲制作。

アーでもないコーでもない、ペーでもなければパー子でもないと新曲のアレンジを練り、ひっくり返してまた練り、割り箸の先につけて白くなるまでコネて、昨日はイチゴ味最高!!って終わったけどやっぱりその発言撤回します的な作業を繰り返した。



16日。楽曲制作。

アーでもないコーでもない、恋じゃNAI、愛じゃNAIと新曲のアレンジを練り、ひっくり返してまた練り、ジタバタし過ぎて世紀末が来るかと思ったけれど、曲達は確実に良い方向に進んでいる。



17日～18日。急用で帰省。



19日。レコーディング。

都内のスタジオでレコーディング。HUSKING BEEのトリビュートアルバムへの参加曲「欠けボタンの浜」を録音していると、別スタジオでレコーディングしていた磯部さんがフラフラとスタジオに現れて驚く。

レコーディングは順調。



20日。レコーディング。