防衛省が誕生。
憲法改正と国民投票。
世の中高生たちよ。君たちが戦争にかり出される未来が訪れる可能性は、皆無ではないよ。
俺は恐い。
国民投票も想像しただけで恐ろしい。
なんでも多数決が良いわけないのにね。
今年はどんな年になるのだろう。
俺は二十一世紀が終わるまでには確実に死ぬけど、今世紀は人間にとってどんな100年になるのだろうか。
うーむ。
2日。自宅で酒、酒、酒。ついつい箱根駅伝見ちゃうよね。
3日。上野の森美術館にダリ展を観に行った。
しかしながら、美術館前は120分待ちという長蛇の列。お正月だし、東京の地方出身者たちは帰省しているだろうしと思っていたら、考えが甘かった。「ダリって誰(ダリ)ですか?」と言い出しそうな人(明らかに偏見だけど)も沢山並んでいたなぁ。
仕方ないので、適当にショッピング(アメ横の雰囲気が恐い)などをして帰宅。前に美術館で買ったダリの本を読んで我慢した。
近くの美術館に来ないかな、ダリ展。
4日。散歩など。物書きの真似事などもしてみた。
5日。散歩。そしてデッロデロになるまで飲んだ。
6日。都内でリハーサル。
歯が急に痛み出したので、スタジオ近くの歯科医院で歯を治療してもらった。麻酔の効きが悪くて、途中、「もう勘弁して下さい」という心境に何回もなったが、無事に治療は終了。昔に比べたら、歯の治療時の痛みは軽減されているように思う。麻酔の効果が上がったのかな?それとも単に使用頻度が上がったのか。ともあれ、最近は痛む場合にはすぐに麻酔を打ってもらえる。昔はもっとガチンコだったような気がするもんね。
フィードバックファイル解説。その4。
サイレン#。
男性の目線で書いたサイレン、それを女性の視点からも描くということで、歌詞の世界が立体的になる。それをレコーディング中に思いついて、さらに同じトラックでメロと歌詞を変えるということも閃き、メンバーにはほどんど相談もせずに制作を行った。
レコーディングでは鼻歌をまずは録音し、スタジオのロビーで歌詞を書いた。歌詞はほとんど即興に近くて、30分もかかっていないと思う。イメージがあったから、あとは言葉を選ぶだけだったしね。
レコーディングは、ディレクターと俺とエンジニアの三人で行い、ミックス時には他の三人には敢えて聞かせないで作業を進めた。元のサイレンに歌を入れ、曲をコンピューターで切って構成を変える。そして完成した曲は、数日後のライブの楽屋で初めてメンバーに音源を渡したのだった。
全てにおいて本当に素晴らしい出来だと思う。
小説的な詩世界なので、サイレンとサイレン#を聴き比べてあれこれ考えてくれたら嬉しい。
追伸。
青土社から出ている「ユリイカ」という文芸誌に松本大洋さんに関するエッセイを寄稿しました。文芸誌に自分の文章が載るだなんて思ってもみなかったことだったので、大変緊張しました。文芸誌ということで、目一杯背伸びしたような文章になっているかもしれないけれど、素直に愛情を込めて書きました。
興味のある人は書店の文芸誌コーナーでチェックしてみて下さい。