4日。食中毒的な症状に見舞われたので、病院へ行った。

深夜の病院では、レインボーのメッシュが入った先生が当直として勤務しており、「変わったズボンで良いね」と病状だけでなくファッションもチェックして頂いた。胃腸の薬をもらって帰宅。

U2のライブに行けなかった…。「Vertigo」を2回も演奏って…。



5日。昨日の発熱が嘘のように退く。相変わらず、腹はグルグルと鳴っている。



6日。ミスター病上がり。だが、この日はラジオ収録。鬼や。

東京FMで民生さんに遭遇してヌハッとなる。Nack5は久々の生出演。パーソナリティの方が相撲ファンで、日大相撲部の話を聞かせて頂いて、とても楽しかった。



7日。自宅でジーっと体力の回復に努める。



8日。体調が回復。



9日。横浜アリーナ初日。

今回のツアーはリハーサルの始まる時間が早い。だから当然のように集合時間も早い。普段、ライブハウスだったら15時とか16時とかに会場入りなのだけど、この日は11時には到着しないといけなかった。眠たい。だが、気合いでリハーサルに集中。

そして、開演。SPECIAL OTHERSの演奏は何時見てもアガる。程よい高揚感が全身に広がる。彼らの演奏を見ると、何故だかとてもリラックス出来るんだ。

Fountains Of Wayneとは2003年の川崎チッタ以来の再会。その時はアジカンがFountains Of Wayneのフロントアクトを務めさせてもらって、実はその時に我々のライブを彼らが観て、気に入ってもらえたことが今回の共演に繋がっていたりする。

本番はストイックに良い演奏が出来た。



10日。横浜アリーナ2日目。

Fountains Of Wayneのボーカル、クリスが体調不良ということで出演がキャンセルになってしまった。来日してからずっと体調不良が続いているらしく、初日もリハから辛そうな状況だったので皆で心配していたのだが、病院に向かっていて、出演はかなり厳しいという一報をリハーサル前に受けた。

楽しみにしていたひとには本当に申し訳ない。

彼らは新しいアルバムが出来上がっていて、それも4月には発売になるとのことだから、みんなに聴いて欲しい。Fountains Of Wayneは本当に格好良いバンドなんだよ。だから、みんなに観て欲しかったんだけどさ。残念だけど、次の来日を楽しみにしようと思うよ。

この日は、その分だけ気持ちを込めて演奏したよ。

LINKの演奏は久々に観たけど、本当に素晴らしかったね。とても感動した。彼らも僕らと同じ、横浜/横須賀のバンドでさ、三笠公園とかで、何回か対バンしたことがあるんだよね。4人になって、なんだか躍動感が増したように見えたな。



当たり前だけど、2006年の12月10日は人生において一回こっきりしかないわけで。どんな日だって特別なんだよね。自分にもまわりにも、本当にいろいろなことが起こる。だから目一杯演奏したいんだ。その日に出来ることっていうのは、その日にしか出来ないことでもあるからね。ちょっとでも手や気を抜いたら(これは演奏だけの話ではないよ)、何に対してか良くわからないけど「自分は何て失礼なヤツだ」って思うんだよ。

自尊心を売り払って、エネルギーを買えたら良いのにね。誇りとプライドは、きっと性質が違う。

目一杯、生きなければ。頑張るっていうのとは違うんだ。全方位にエネルギーや感受性というアンテナを向けるってこと。



11日。休み。

アリーナ2日間のライブで体力がかなり消耗していたみたいで、自宅でグッタリと過ごす。



12日。今日はギターを弾こう。

最近はなんだか曲が出来るんだ。あまり、多作なタイプではないんだけどさ、まだまだやりたいことがあるよ。

「歌いたいことはありますか?」って聞かれたら、良くわからないとしか答えようがないんだけどさ、鳴らしたい音は抽象的にだけど脳の中に確実にある。イメージがある。それにまとわりつくように、きっと歌いたいことは感覚的に存在していて、具体的に説明することは出来ないんだけどさ。



今日はこんなところで。