鵜飼いに憧れて
カテゴリ:日記
確かに「ゲストあり」と書いておくべきだったかもしれないですね、ツアーの告知。

これは今後の反省材料とします。



こういうこと日記に書いてるミュージシャンってあまりいないかもしれないけどさ、俺たちにまつわることのすべては、当たり前だけど俺たちのことなんだよ。どんな場所でどんな方法でライブをやるのかとか、インタビューでどういうことを言うのかとか、全部、俺たちは俺たちの責任でもって決定しているからね。

自分達の活動が誰かのものになってしまったら、悔しいじゃん。メジャーにいようが何処にいようが、自分達のことは自分達で決めるんだ。でも、自分勝手とは違うよ。

だから誰かに任せたりしないで、自分なりの言葉でこれからも説明するよ。単純に、そうしたいんだ。



11日。PV撮影。

朝6時前に起床して現地に集合。ちょっとだけ眠かったけど街中での撮影は順調に進んだ。

他のメンバーは夕方からの撮影で16時くらいに横浜のスタジオに登場。なんでも俺が起きた時間に寝たというアホがいてびっくりした。ねぇ、キヨシ。



12日。ラジオ収録。

髭の新しいアルバムを貰った。本当に最高だった。嫉妬するくらい良い。

古川日出男著「ベルカ、吠えないのか?」も素晴らしい。お陰で完全に読書の秋モードになってしまった。



13日。休み。PSPをパンチで破壊。



14日~16日。レコーディング。

我々は中畑清よろしくゼッコーチョー!!で録音作業を進めている。キラッキラですよ。山ちゃんの顔が腫れぼったかったり、建ちゃんが酒臭かったり、キヨシが新庄に似ていたりしますが、こと音楽に関してはエンジン全開。



この歳になって思うのは、「学生時代の暇な時間に小説や映画や音楽にもっと触れておくべきだった」ということね。毎年、同じ1時間でも短くなっているように感じる。若い頃なんて、待てども待てども土曜日曜が来ないみたいに感じてたのにね。「早く大人になってあんなことこんなことしたいのになぁ」みたいなね。でも、今や「アッと言う間にもう夜」みたいな、時間泥棒にでも遭っているかのような、過ごすってより失っている感覚よね、時間って。

本を読みたくても、映画を観たくても、他にやらないといけないことが山程あるしね。「生活」って切実よね。



だから少年少女たちよ!!

暇があったら本や映画や音楽や芸術に触れよう。もうガッツくように。

ゲームとかネットとか、携帯ばっかりイジってると、世界が真っ平らになってしまうんだな。もっとね、本当はデコボコしてるんだぜ。携帯だとわからないけど、人間が直接書く文字は、それぞれひとによって形が違うんだ。すっごい美男や美女が信じられないくらいヘタな字を書いたりすることもあるんだよね(あくまで比喩だけど)。

ひとの気持ちだってそう。想像以上にそれぞれデコボコしてんだよ。同じ形のモノがないんだよ。



やっぱ秋は読書。

本好きなひとは一生退屈しないんだってさ。
2006-10-17 1161012180
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