4~7日。休み。
カップリングとライブ音源、さらにライブ映像のついた編集盤のリリースが発表されました。「フィードバックファイル」というタイトルです。これは珍しく喜多のアニキが原案となるタイトルを考えて持ってきたのだけど、ちょっと長過ぎたので俺がイジって(短縮して)こういうタイトルになりました。
我々の初期のシングルは全てCCCD(コピーコントロール)ということもあり(念願かなって全てCDDA(通常盤)で再リリースされましたが)、前々からひとつにまとめてリリースしたいという希望もあって、こういう形になりました。
当時は「CCCDだからシングル買いません」とか、当然のことだと思うけどリスナーからの反発もあって、だけども我々にはどうすることも出来ず(もちろん、なんとかならないかと努力はしたけど)、とても悔しい思いをしました。精魂込めて作った曲が「CCCDだから」という理由で手に取ってもらえないことがあるということ。曲の善し悪しではないところでそういう機会が失われること。こんなに残念なことはありません。
きっと時間が経てば風化してしまうことなのかもしれないけれど、もう二度と同じような問題が起こって欲しくないと俺は思います。CDが売れないとか、時代がどうのだとか、そういうことじゃなくて、やっぱ俺たちは自分の作ったものをなるべく真っ直ぐなかたちでリスナーに届けたいから。CDを買って聴いてくれるのも嬉しいし、なけなしの小遣いでレンタルしたCDをMDにダビングして聴いてくれても嬉しい。そこにあんまり差を感じません。聴いたひとの大切な曲になってくれれば何よりなのですから。
まあでも正直言って、CDが売れないとご飯を食いそびれるというのが我々の活動でもあるわけですが、それは「実際に手に取りたい」ものを我々が作ればいいだけの話。本当にそれに尽きると俺は思います。ミュージシャン側はそれ以外にやることがないです。というかそれを続けるのみ。
たとえ近所の学校でガキがCD-Rにコピーしたヤツを格安で売りさばこうが、1枚のCDをみんなで貸し回してipodに落とそうが、良い音楽は手にとってもらえるはずだと、そう信じています。
だからもう今後一切、我々の音源がCCCDのような屈折したカタチでリリースされることはありません。
あとはやっぱり、音楽は「生」に帰るというか。ライブ演奏の素晴らしさを知るひとがもっと増えると俺は思っています。そういうひとが増えるような活動をしたいと思っています。
で、そういう話もあるけど、我々は今年で10周年ということもあって、それを記念した編集盤でもあります。というか今ではそういう性格が主のものです。我々にとっては非常に幸せな一枚です。
皆でいろいろなライブ音源から選りすぐって曲を選びました。ライブ映像もいろいろな会場やイベントのものが入ります。「シングル持ってない」とか「武道館ライブのヤツもう飽きた」とか、そういうひともそうではないひとも楽しみにしていて下さい。未発表曲もありますし、ロスにてリマスタリングも行いますので。
ところで、イエメンテレビは各カメラの性能に差があり過ぎじゃない?
一番遠目のカメラからの映像が特に観にくかったなぁ。一瞬、TVが壊れたかと思った。
ファンクラブ解説は忘れたわけではないので、また後日。
追記。
通常CDをSACD(スーパーオーディオ)と表記間違えました。あとマスタリングはN.Yでなくロス。
すみません。
CCCDについては「何ソレ?」というひともいるんだね。なので、また今度書きます。