1日。ZEPP札幌1日目。
札幌に到着するなりラーメン店に向かう。「すみれ」か「てつや」かどちらかでということだったので、行ったことのない「てつや」に行った。こってりとした醤油ラーメン。札幌で初めて醤油ラーメンを食った。
本番。喉はかなり戻ってきた。ガーっとやっても岐阜のようなコントロール不能な状態まで喉が痛んでしまうような気配が消えた。公演中止の日以来あった歌うときの違和感のがなくなって、「ああ、歌うのって楽しいんだな」と何度もライブ中に感じた。自然とニヤリとなる感じね。
2日。ZEPP札幌2日目。
ホテルを出るなりラーメン店に出撃。アジカンの選ぶ北海道ラーメンランキング第1位を旭川の「みづの」と争う「狼スープ」という店に出掛けた。美味すぎない美味さ。自然であたたかみのあるやさしい美味しさというべきか。こういうラーメンが1番美味い。その昔、掲示板に書かれているのを参考に出掛けたのが最初だったような気がするな。ナイスな情報だった。
札幌のお客さんは、まあなんというか手拍子が好きだ。こんなに手拍子が起こる会場はない。こういうのは良いとか悪いとかじゃなくて、その土地によって(1日目と2日目で違うときもある)雰囲気が違って面白い。で、大概の場合、手拍子する人たちは俺らの演奏よりも早いテンポで手を打つので、油断するともっていかれる。
この日は昨日にも増して声が良く出た。ような気がした。
3日。札幌現地オフ。
完全に風邪をひいた(ぶりかえし?)ので静養。部屋ではだしのゲンのビデオやプロジェクトAを観たりして過ごす。
昼は皆で非常に汁っぽいカレーを食いに出掛けた。これが非常に美味しくて感動した。そして、昼間からビールを飲むメンバーを羨ましく思った。日本代表がオーストラリアに負けた夜以来、俺はお酒を一滴も口にしていないというのに、ヤツらは美味しそうにベルギーのビールを飲むのであった。チックショー!!
あまりに悔しいのでバッティングセンターに向かい、3打席みっちりと白球に思いをぶつけたが、逆にマメを潰してしまった。そして、ホームランを打つも、店員には完全に黙殺された。チックショー!!
4日。苫小牧音楽館。
楽器屋の2階にあるライブハウス。思った以上に広いライブハウスなのだけど、会場に設置されている空調は、6畳1間用の霧ヶ峰的な、もしくはしろくま君的な、そういう小さなエアコンが1台。もちろん、本番は灼熱地獄であった。旭川ハイジャック、金沢エイトホール、苫小牧音楽館、俺が浪人時代に住んでいた立川の曙荘、日本の熱い建物四天王。
ライブは汗まみれで、熱かったとしか言いようがない。
5日。帯広メガストーン。
本番前に楽屋で食ったテイクアウトのブタ丼。建のヤツにはブタが入っておらず、米のみで笑えた。こういうこと、実は初めてではない。昔、崩壊アンプリファーのレコーディング時に俺は某松屋で同じ目に遭って、ひっくり返るほど笑って、そのあと鬼のよう形相で怒鳴り込んだことがある。「ギュウがはいってねーよ!」と、そう声を店内で声を荒げ、OLやサラリーマンの失笑を買ったのであった。
本番。本来ならファイナルということで、非常に引き締まった演奏だった。と思う。
6日。戻り。
自宅でユニコーン、嵐のケダモノツアーのDVDを観た。心は中学生。
あ、そうだ。
俺たちはステージ降りたらただのひとです。
そのただのひとの部分がね、実は我々にとっては大切な時間なのです。普通にリラックスして過ごしたい。オンとオフの切換えを大事にしているのです。
何を言わんとしているかはアレなんですが、ようするに一部のファンの方、節度を持って下さい。
これは我々、ASIAN KUNG-FU GENERATIONからのお願いです。
それがどういうことかということは、各自で想像してくれると有り難いです。
ファンクラブ解説はツアーが終わってから再開します。
あと1本!!!
そしてNANO-MUGEN!!!!
フジロック!!!!!
今年の夏は熱いはず。