アクション=注意ってことではないよ。
それは君がこれだと思うことが君のアクションなんじゃないかな?
これは俺の考えだけど、フェスの会場で俺や君が最高のオーディエンスであることが一番のアクションだと思うよ。何が「最高」かは、結局そのひと次第になってしまうんだけどさ。
フェスの会場だけでなく、人が多く集まれば、そこには本当に様々な価値観が存在してしまう。何が正解かなんて、見方を変えたら反転してしまうこともあるかもしれない。
地球上にはいろんな国があって、民族があって、宗教がある。それぞれ違った文化や価値観がある。これを否定し合うとどうなるかっていうと、つまり紛争や戦争になる。
これは何かに似てやしないかい?
一番大切なのは何時だって、自分がどうあるべきかってことだと俺は思う。だがら、俺は主催側として足りなかったことを一生懸命考えて、来年ももっと良いフェスになるように努力するよ。
いろいろな感想や指摘、本当にありがとう。みんなの意見は、我々にとって非常に貴重なものです。
15日。リハーサル。会場下見。
16日、17日。NANO-MUGEN FES.開催。
どのバンドも最高だった。レンタルズが「i just threw out the love of my dreams」(weezerの曲)をやって、ステージ脇で踊り狂ってしまった。ちなみにweezerの音源で歌っているThat dogのレイチェルがレンタルズのメンバーであるということもあって演奏したとのこと。ステージ上での共演も急遽決まったことだったけど、楽しかったなぁ。
素晴らしいフェスでした。ありがとう。
18日。取材。俺以外のメンバーはCOLDPLAYのライブに参加。
19日。107スタジオに籠る。
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ツアーの詳細が発表になりました。
アリーナでやりたいと提案したのは、スタッフでも誰でもなく俺です。俺が言い出しっぺです。
観たい人の数と会場選択の問題というのは前からあって、「観たいのにチケット取れません」という意見というのに対してなんとかならないものかと、応える方法はないかと、それはずっと思っていたことです。
だから、「今回はアリーナをまわってライブをやりたい」と、そういう選択をしました。
我々と近いとか遠いとか、物理的な距離感はそれはあるかもしれませんが、音楽っていうのは空気の振動で、つまり皆さんの耳の中のその空気まで俺たちの音楽が真っ直ぐに届けば、物理的な距離を超える情熱があれば、精神的な距離はいくらでも縮められるのではないかと、我々はそう信じています。大きな空気が振動する喜びもそこには存在するはずですし、我々はそういう瞬間に観客として立ち会った経験もあります。
そして、これは我々の挑戦でもあります。でっかい空間の空気を、音楽で、情熱で、説明できない何かで、いっぱいにしたい。
これを機会にアリーナやドームを回るバンドになってしまうのか?
それは我々の今までの活動を見て下さい。
「ファンクラブ」という今までの活動の結晶のような大切なアルバムが出来た今、俺はアジカンの音楽を愛してくれるひとに生でライブを観て欲しいのです。
10年目の新しい挑戦。
追記。
ツアーに関しては、もうちょっと言いたいことがあるんだけど、ちょっと秘密にしないといけなくて。
とにかく楽しみにしていて欲しい。