ナス似の女
カテゴリ:日記
23日。プリプロ。

「こんなブレイク、江戸時代ならハラキリものです」という部分のアレンジ修正など、いろいろな作業をスタジオにて行った。アレンジなどを行う場合、「あり」か「なし」かという判断の基準はメンバー内でも意外と差があったりする。ひとりは「最高じゃん!!」でもひとりは「これはキビしい…」とかね。こういう場合の解決方法は、とりあえず全員が納得するまでやってみるということ。これしかない。



24日。休み。

フジロック関係の買い出しに出掛けた。俺はキヨシがはいているような市販のアウトドアっぽいような、スケーターっぽいような短パンが死ぬ程似合わない。自分でも腹が立つほどだ。なので、いつも短パンは自作になってしまう。持ってるパンツを切るしかねぇ。



25日。リハーサル。

フジロックのセットリストを作成。あれやこれやと考えながらミッチリと練習。



26日。リハーサル。

空いた時間で最近はやっていない曲なども演奏してみた。とりあえず、「君繋~」くらいまでの曲はキメごとがもの凄く多いことに気がついた。演奏力がなかったからかもしれないけど、アンサンブルがうまく組めていない分を構成とかキメとかで補おうと、いろんなところのアレンジがムチャクチャなことになっている。そういう無謀なところが、この頃の曲たちの魅力でもある。

ライブで演奏したい。そういう曲がいっぱいある。



今日の昼に入ったラーメン屋はランチサービスでライスが無料だった。体格の良い店員は俺にライスを勧めたが、俺は小食なタイプなので断った。すると、体格の良い店員は「本当にいいの?ライス食べたくていいの?腹が減ってしまうよ?」と言いたそうな、非常に心配そうな顔をするではないか。そして、付き添いのマネージャーがラーメンに追加でネギ飯を頼んでいるにも関わらず「ライスはいかがですか?」とたずねてくるではないか。

俺は心の中で「オイオイ食いしん坊!ライスがタダだからってみんなが喜ぶわけではないんだYO!!」と雄叫びを発し、固く握りしめた拳をポッケにしまった。食いしん坊バンザイ!!





ファンクラブ解説。その9。

センスレス。

Re:Re:ツアーの前にはすでにイントロ部分があったという、実はかなり前に考えたリフが元になっている。それをスタジオでアレンジし、ツアーのイントロでずっと使用していた。ツアーで使うようになった頃には、Bメロくらいまで完成していたように思う。

Re:Re:ツアーが終わってから本格的にアレンジをすすめたのだが、途中から6/8になる(「行き交う人混み…」の前のあたりから)展開の後にどうやって曲を前半の雰囲気に戻すか、ということが一番の悩みであった。

で、我々が選択したのは「元に戻さない」というアレンジだった。戻すのが「難しい」とか「物足りない」なら、いっそのこと良いと思う方向に展開し続けたらどうかと、そういうふうに考えた。そしてその考えを元に「イントロから想像できない方向に着地させよう」というアイデアが生まれ、イントロの泥臭いギターリフから6/8を挟んで、開放感と疾走感のあるラストに向かって行く構成が完成した。

ちなみに6/8の部分では曲のテンポが徐々に上がっていて、その直後の打ちっぱなしからはクリック(ガイド)なしの一発録音。

音源が出る前にライブで何回か演奏したことがあるのだけど、そのときの掲示板かアンケートかに「最初の2曲が良かったです。」と書かれていたことがあってびっくりした。





つうことで。

フジロック!!!!
2006-07-27 1153927740
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