26日。ZEPPトキオ。
二日間の静養によって喉の調子は若干だが回復。まあ出る出ないはさておいて(本当はおいておけない問題だが)、俺は俺の持ってるもんを全部出した。グワーっと。
終演後、本番の記憶があまりない。憶えることに使う脳のスペースなし!って感じだったんだな。アドレナリンなのかドーパミンなのかわからないけど、体内で興奮物質が駆け巡った。
出来はよくわからないけど(憶えてないから)、凄く良いライブだったという手応えがある。
そう言えば、最近、ライブ前の楽屋でウイイレをよくやっているのだけど、エディットモード(選手を自由に作ることが出来るモード)で作ったヤマちゃんやキヨシが激似で凄く笑った。ケンが家で作ってきた俺そっくりの選手も笑ったなぁ。
写真を撮ってここで公開しようと思ったんだけど、TV画面ってうまく写らないんだよね。残念。でもどうにかして、この感動を伝えたいなぁ。本当に笑えんだよ。
27日。休養。ハチミツを飲んだりする。
28日。新木場スタジオコースト。
俺が思うところのバブル時代みたいな雰囲気が漂うスタジオコースト。プールが楽屋の外にあったりして豪華なんだけど、なぜかジャグシー付きのランクが高い楽屋をスタッフが使用して、俺たちは普通のライブハウスと同じクオリティの楽屋っていうところが、チームアジカン内におけるスタッフとメンバーのパワーバランスを現していて面白い。スタッフには頭があがらないもんなぁ。
「元気があれば何でも出来る」とはアントニオ猪木氏の名言だが、今日のライブは非常に高いテンションでドヴャーっとやり遂げた。ライブ中のことはあまり憶えてないけど、山ちゃんの「コンピを買えば自宅でフェス気分」というMCがウケた。「お前、そんな気分で家でCD聴いたこと明らかになさそうなキャラじゃん!!」って話だよ、本当に。
コーストの観客もゼップの観客も、スゲー歌ってくれたなぁ。普段からアンセム好きの俺は、基本的にアジカンの歌をみんなが歌うの嫌いじゃないよ。掲示板とかでは「歌わないでください!!」とかいってモメてたりするから、こういうこと書くと荒れるのかもしれないけど。「みんなぁ!!、一緒に歌おうぜぇー!!」とか言ったらウソくさいし、これからも言うことはないと思うけど、俺、喉がこういう状態だから、なんか勇気もらった。本当にありがとう。
まあでも、「うるさいんですけど!!」って、たまにすごく怒っているひともいるから、まわりを確認しながら…。その辺は各自の判断で。
オレ、モメゴト、キライ…。インディアン、ウソ、ツカナイ。
29日。休養。
30日。休養。
今日は大きな病院に行ってきた。特に痛みもないし、辛いことはあまりないんだけど、とにかく高音(特にファルセット)が出しづらいんだよね。これは声帯がむくんでいることが原因らしくて。まあやっぱり治りかけの傷口と同じようなもので、カサブタをイジくってばっかりいると治りが遅くなるみたいなね。仕方ないやね。
ツアーの残りをやり遂げるべく、薬もいくつか処方してもらったので、のこり五本、全力で頑張ります。
ワールドカップ。こんな状況なので、あんまり見れていない。
まあ日本が強くなるには、国をあげてフォワードを育成することだよね。日本って点取った選手よりアシストした選手が褒められるというか…。子供もゲームメイカー(司令塔)に憧れるみたいなね、そういう文化があるというか。やっぱり翼と岬みたいな。日向小次郎とかはダーティーな感じだもんね。袖をあんなにまくり上げてなかったら、もうちょっと俺らの年代の日本のフォワード人口が増えたかもしれんよね。キャプテン翼、古いか。ははは。
海外のサッカーにそんなに詳しくないけど、点取ったヤツの評価されかたが日本のそれより断然高いもんね。
そのあたり、育成うんぬんは俺らが心配できる範疇を越えているとして、まあ、やっぱりJリーグから。Jリーグが盛り上がって、子供達がなりたい職業の1位にサッカー選手が君臨しないといけないよね。うん。その地域の一番運動神経の良いヤツが何をやるかっていう、その選択ね。今は野球なのかな。それか、あれか、官僚とか公務員。よくわからないけど。
そこに「第三位、ロックギタリスト」みたいな感じになると「日本のロックもいよいよキタね」となるかもわからんよ。今、何位くらいなんだろね、ロックギタリスト。俺の小学校の卒業文集みたいなのにそう書いているヤツはひとりもいなかったなぁ。小学生でロックギタリストはちょっとないか…。