「室伏走れよ~!」というセリフ
カテゴリ:日記
30日。まずはアツ・ホリエ、DJ片平君と恵比寿で飲み。アツ・ホリエの予約で入った感じのいい焼き鳥屋の串焼きは、注文しすぎて食べきれなくなるほどに量が多かった。そしてトゥー・エクスペンシブなお会計となった。ただ単にたのみ過ぎのいう説もある。

その後、細美君、カメラマンの塁君が合流し、目黒川沿いの桜並木で記念撮影。これぞ居酒屋!という店で飲酒。席に座るなりアツ・ホリエは、明らかに年下と思われる店員さんに「うん!あるよ!」的なタメ口をきかれていて笑えた。そして終盤、黒霧島の力を借りて飛び出した「それ、どう聞いてもお前そのものじゃん!」と俺と塁君で激しいツッコミを入れた、アツ・ホリエの北の国から「五郎」のモノマネがウケた。本当に似ていなかった。



31日。Son Voltというバンド(オルタナティブ・カントリー)が初来日ということで、「これは行かねば!」と思っていたのだが、歌詞の作業があるので断念。一日中、唸ったり腐ったりしながら作詞作業。バンドは107で練習。



1日。107で作業。

自宅で書いた歌詞をバンドと合わせてチェック、そして微調整をしたり、アイデアの練り直しなどを行う。

現在、我々は2曲の新曲制作に取りかかっている。1曲はコンピレーション・アルバム用、そしてもう1曲は修行みたいなもんだね。ひとつのアルバムが完成すると、次に向かうにあたってこういった修行曲が絶対にある。これまでやってきたこと、これからやりたいこと。やならければならないことっていうのもある。色々な方法で自分達を問いただしながら我々は進む。

帰宅後は作詞作業。



2日。ローリングストーンズ!!!

ゴールデン・サークルなる特等席に陣取った我々。気恥ずかしそうな中年男性も開演前にはジャンパーを脱ぎ、その中年男性と友人の「ちゃんとストーンズTシャツ着てるじゃないですか!!」、「ヘヘヘ…」というような会話に和んだ。が、途中、その席の中央までストーンズがステージごと移動して一帯は無法地帯へと変わり、柵を越える人が出るわ席順は滅茶苦茶になるわで、色々な騒動が巻き起こった。そんな中、ロン・ウッドと目が合った俺(「気のせいや!!」という人がいるかもしれないけど、これ本当だから)。すると、なんとロニーが俺に向かってピックを投げる!そして、そのピックを俺は取り損ねる!!ピックは身体にあたって地面に落ちたのだった。

それに飛びつく熱狂的なストーンズのファン!!ドーンという音とともにイスが倒れ、ひとりの男が倒れ込んでいた。



キタさん!?ですよね?



ゆっくりとそのピックをキャッツが拾い。キタさんを救出。ピックはキタさんに贈呈された。おめでとう。でもあのピック、俺にくれようとしたんだよ、絶対。

ともあれ、ストーンズは最高だった。チケットがもろくそ高かったけど、なんの文句もない。とにかく本当に良かった!!







■電気用品安全法

ビンテージ楽器のリストが経済産業省によって発表されましたね。また、これが滅茶苦茶とのこと。リスト中には本来、規制の対象外である電源の内蔵されていない機器も含まれていたということで、「このリスト大丈夫?」という疑問が拭えません。

法律の解釈や状況によってころころと対象の変わるこういった規制は、本当に必要なのだろうかね。

うーむ。





そして、ファンクラブ全曲解説。その1。

「暗号のワルツ」。

これはキヨシと俺と友達で2004年の年末にセッションしていた、「ドラム4/4(普通の8ビートだと考えて下さい)とギター6/8(3拍子だと考えて下さい)を同時進行させる」というところから始まったアイデア。

イントロからは全員で6/8、2回目のAメロからキヨシだけが4/4に移行して、サビで弦楽器も4/4になる。基本的にはそういう組み合わせ。ドラムと弦楽器があえて違うリズムで演奏したり、場所によっては同じリズムに揃えたりするところポイント。あと、間奏ではベースとキタさんのギターがメインフレーズをハモり、俺がコードをキープするという役割を逆転させたアイデアが個人的に気に入っている。

実はテンポが200を越えているので、アルバムの中では最も速いの曲なのだ!!

制作中から1曲目にしたかったのだけど、多少リズムがわかりにくいところがあるので、意見が割れた。作ってる最中もメンバーに「?」マークが点灯する場面もあったが、最終的にはかなり作業に皆でのめり込み、ややこしくなり過ぎずに完成を迎えられたと思う。

イントロと「君に伝うかな」前のキタさんのギターが泣ける。
2006-04-03 1143996960
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