夏の終わりと打ち上げ花火
カテゴリ:日記
24日。日中は自宅で作業を諸々。作詞やらアレンジのアイデアやら、考えついたリフや変則的な押さえ方のコードを俺にしか分からない通称「俺タブ譜」に書きおこしたりして過ごす。

夜はマザーミュージック。ゲストがハイスタの難波氏ということで、キヨシは緊張を通り越してテンションが急激に上がり、マッチ(近藤氏)にヘリウムガスを吸い込ませたような声で「ヤベェ」を連呼していた。ような気がする。勿論、俺も興奮した。難波さんは温かくて大きい人だった。



25日。新曲リハーサル。

我々のリハと同じ時間帯によく、仲の良い老夫婦(恐らく60前後)がスタジオで歌の練習をしているのを見かける。「なんか良いなぁ」とか思って、前にスタジオを覗き見したところ、奥さんがドラムを叩き、旦那さんが歌っているところを目撃してしまい、それ以来「横浜のホワイト・ストライプス」と勝手に呼ばせてもらっている。だから何だよ!と言われたら返す言葉が無いが、最近、良く見かける。



リハ中にニュースを聞いた。

いろいろな人が掲示板に書いていますが、この話題はもう終わりにして下さい。色々なこと、本人が一番わかっているでしょうから…。

俺はただ、また良い映画が観たいです。そういう日が来ることを信じています。





26日。新曲リハーサル with 横浜のホワイト・ストライプス。まあ、合同練習ではないけれどね。曲っていうのは、最初のうちはボンヤリしていて、何がなんだか良くわからない絵みたいな感じなんだけど、メンバーのだれかがスっとひと筆入れただけで「これ、人の顔だったんだ!!」みたいな瞬間があって、そういう瞬間の積み重ねでどんどんとアレンジが進む。そのひと筆を家で考えることもあるし、本当に何の気なしにポロっと適当にやったことが大正解だったりすることもある。最終的には感覚が大切。知識は我々を臆病にさせて感覚を鈍らせてしまうこともあるので、知識は大切なものではあるけど、知ってれば良いというものではないということでもある。

陳腐な言葉だけど、最終的にグっと来るか来ないかは非常に重要。イメージとフィーリングやね。



27日。新曲リハ、ケンとヤマと三人で。

キヨシ抜きの新ネタ作り大作戦は、タカヒロ・ナイスミドル・ヤマダのピアノが炸裂し、ヤツの独壇場だったような気がする。ケンは「明日、13時半だよ!ゴッチ!」とウザイくらいに俺に忠告してきたわりに、平気な顔で30分も遅刻してくるといった有り様で、最近ではごめんねメールを入れれば許されると思い込んでいるようで憎たらしい。いつでも定刻に甘いパンを片手に現れるタカヒロ・ナイスミドル・ヤマダを見習って欲しい。

その後、花火を観に行く。

花火を携帯で撮ってる人が沢山いたけれど、あれは一瞬で消えてしまうところが良いのではないかと、切ないのではないかと、そう思う。今こうしている時間も、1回こっきりなのだと痛感。

花火と共に今年の夏が終わった。





掲示板にあったエフェクターについて。

最近は歪みはアンプで作っているので、とくに歪みのエフェクターは使っていません。ブースターとしてアイバニーズのチューブスクリーマーを使っているくらいなものです。コイツはディストーションのメモリをゼロにしてボリュームだけちょっと上がるように設定しています。最近はアンプの歪みが好きです。



さらについでなんで、歴代の歪みエフェクターを。



・ボスのターボ・オーバードライブ

初めて買ったエフェクターだったけどこれは名器だった。3台くらいブっ壊したあたりで生産中止になってしまった。残念。DD-5と共に復刻希望。



・ボスのターボ・ディストーション

どうも「ターボ」という言葉に弱かったらしく、何年か使っていた。ライブ中にオフにならないっていう時代が長いこと続いたなぁ。クリーントーン知らずの二十代前半戦。アホ時代。



・RAT

Aの文字のところが光るタイプのやつ。結構長いこと愛用していた。これ使うようになってから、恥ずかしくも俺はクリーントーンを使うということを憶えた。RATは良いエフェクターです。中高生にはちょっと高いかもしれないけど、オススメ。



ということで。

良いエフェクター(面白いやつ)あったらこっちが教えて欲しいくらいです。



おやすみなさい。
2005-08-28 1125161940
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