7日。映画「イン・ザ・プール」を観に行った。テンポが良くて、病んでいるけれど救いもあって、面白い映画だった。松尾スズキ氏が演ずる精神科医の「ふざけてんだか狂ってんだか」のさじ加減が個人的にツボで笑えた。だけどテーマが現代的なので、笑いの中にもムムムと考えてしまうところもあった。良い意味で。
8日。仕事。
ラジオとかラジオとか、サッカー観て移動してラジオとか、とにかくラジオの仕事をした。
日本代表は前半と後半で別のチームを観ているようだった。前半はキューンにて、スタッフオススメの中華弁当を食いながら観戦。スタッフが「相当にイケてる」と太鼓判を押す弁当だったのだが、到着したソイツは「イケて」もしくは「イケ」くらいのレベルの弁当であった。餃子など入っていないのに餃子のタレが付いているという有様だった。その弁当に対するフラストレーションと試合内容に対するフラストレーションが渾然一体となり、前半は非常に危険な精神状態でのテレビ観戦となった。
後半はトーキョーFMに移動中の車の中、そして打ち合わせ中のロビーで観戦。移動中の電波の悪さに「よく見えねぇー」とかなっている間に、日本代表は別のチームになったかのように動きが良くなっていて、ロビーに着いてからは、今までの鬱積を晴らすかのごとく2本のゴールをぶち込んだ。
今回のアジア予選は出場枠も多いし、実力的に見ても出れて当然と個人的に思っていたが、ワールドカップ出場決定は嬉しい。嬉しいついでに、やっぱり本大会で勝てるチーム造りを期待している。最終的に「ひとりで出来た!」とジーコがドイツの会場でニンマリと…そういう場面を願う。もうジーコで行くんだから、ジーコを信じるしかない。とか思っていたら、サッカーに興味のないタカ山田さんに「川淵さんはいつからキャプテン!?」という質問をくらった。そしてその後も、「じゃあチェアマンは誰?」「そもそもチェアマンって何?」「夜の守護神ってどういう意味?」と質問攻めにあい、それでいて興味はあまりない様子なのでテキトーな答えを返しておいた。
9日。腐る。久々に腐った。ドヨーンと。何もする気が起こらず、ひたすら己のダークサイドにたたき落されたような1日だった。昼寝をしたら変な夢をいっぱい見た。幽体離脱を試みる俺は「恐怖を捨て去らなければ己の身体からは出られない」と誰かから忠告を受けた。トラックに乗ったオヤジが「4トンの雷がくるぜー」と町内を回っていた。トマトケチャップを使って気の利いたトンチを言ってみたりしたところで目が覚めた。断片的なことしか憶えていないが、そうとうイタイ夢だな、こりゃ。
気分が悪いけど、せめて日記でも書こうと思った。書いてみると意外に書けるし、気分も戻ってくる。不思議だな。