馬泥棒
カテゴリ:日記
25日、奈良ネバーランド。

酒粕の匂いが嫌いな俺は前からずっと、奈良漬け=マズイ食い物というレッテルを貼っていたのだが、この日の朝食で食った奈良漬けは本当に美味かった。なんと言うか、変な酒臭さが皆無。お陰かどうかはしらないが、酒臭くない良いライブが出来たように思う。

京都に移動。



26日、京都磔磔。

磔磔は30年以上の歴史ある木造のライブハウス。立派な梁が天井にあって目を奪われる、非常に雰囲気の良い会場だった。こういう会場は良くも悪くもバンドがそのまま出る。だからやっているほうも音楽が生モノだということを強く実感するし、観客との距離も近さもあって特別な空気が生まれたりもする。音楽は空気の振動。そこにどんな空気があるのかというのが、やっぱり大切だと俺は思う。

こういう雰囲気のあるライブハウスが全国にあると良いなと思う。

木造の家に住みたい。



27日、大阪キャンペーン。



28日、難波ハッチ。

広い会場は緊張感が高い。そして我々はシャイボーイズに変身し、普段のライブと質が変わってしまうことが多かった。しかし、この日は非常にメンタル的に良いライブだったと思う。なんと言うか、こういった規模でもバンドの温度が非常に高かった。もうシャイボーイズとは呼ばせない。そんな熱い夜になったのは、難波シャイボーイズとなんでやねんガールズのお陰です。良い夜でした。



29日、神戸チキンジョージ。

チキンジョージにはチキンもジョージもいなかったが、非常に熱い夜になった。終演後は12泊13日の長旅の疲れがドっと出て、打ち上げどころの話ではなかったが、神戸ビーフの誘いを断れず、ビーフを焼き焼きして食べる店で、ビーフの主に肋骨近辺の部位を中心に食べた。神戸ビーフは最高です。





しかし、13日間も連続でメンバーと一緒にいると、いい加減に話す事がなくなってくる。というか、同じ事ばっかり話していることがわかる。大概は音楽、しかも演奏についてくどくどと言い合っていることが多いのだが、内容が毎回一緒というか、13日間も同じ話をしていると飽きる。トークの内容というか、メンバー自体に飽きる感じ。でも、たまにヒットする話題があって、ダーヤマを「ジ・アーティスト」と呼び、大物ミューシャンのように扱って楽しんだり、ウ●コの拭き方について爆笑しながら話し合ったりと、そういう瞬間もあるので我々は何年もバンドが続いているのだと思う。笑いのツボが同じということは、音楽性が同じということより、バンドを続ける上では大切な気がする。ツアーに出るとそう思います。
2005-05-30 1117455840
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