風邪
カテゴリ:日記
21日、ラジオ収録。

渋谷まで電車で行き、楽器屋でチューナーとストラップを買ってHNK-FMに集合。

待合所でケンスイとともにマネージャーとスタッフを待っていると、ケンスイはおもむろに袋からパンを取り出しムシャムシャと食い始めた。NHKは比較的厳粛な空気の漂う場所なので、非常にパンを食う行為が周囲から見て浮いていた。なんだか恥ずかしい気分になったが、あまりに旨そうに食うのでそのまま見守った。



ストラップは赤が好き。



ラジオ後、ビートクルセイダーズとストレイテナーが出演するライブを新宿ロフトに見に行く予定であったが、調子が明らかにおかしかったので電車で帰宅。帰宅後、熱を測ってみると、高熱とはいえないが37度台であった。



早めに就寝。





22日、都内にてライブリハーサル。

セットリストの1曲目から、ヤイヤイ言いながら演奏を詰める。今日からアンプの位置をケンスイ側に変えたところ、「ゴッチのギターが今までは凄くうるさくて死にそうだったけど、そこだと助かる」とキヨシ。良いほうに解釈している。



引き続き風邪っぽいので、ひとり早めに終了。



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ソルファ解説、その2。「リライト」



基本的にアジカンの曲はシングルにするために作られた曲というのは1曲も存在しない。基本的にアルバムに入れる楽曲を作り、その中からシングルをスタッフらと共に選んでいる。「君繋」以降、「サイレン」「ループ&ループ」の次に出来た曲がリライトで、結果としてこれが3枚目のシングルになった。



この曲は最初、ブリッジのダブパートのコード進行が中心となった非常に暗くてゆっくりとした8ビートの曲だった。ただ、あまりにネガティブで暗すぎたためにまったくもってメンバーも良い顔をせず、いろいろ試行錯誤を繰り返しているうちに、その部分はとうとうブリッシの「所詮ただ~」からの部分だけになってしまった。



そんな暗い曲がこういった勢いのある楽曲に変わるにあたって、イントロ後半から登場するギターリフが出来たことが大きかった。アジカンがこういう楽曲を作る場合、オクターブ奏法でイントロを作ることが多かったので、開放弦と単音のこういったリフは新しいやり方だったし、このリフを間奏やAメロの裏でうまく使うことができたことが良かったと思う。このリフは僕が原案を作ったのだが、演奏する技術がないのでギターと口を使ってケンスイに伝えるという、ギターを弾く身としては非常に情けないスタイルで制作が進行した。考えたギターリフを口で表現するときの侘びしさったらない。

まあ、弾けるなら伝えるまでもなく、自分が弾けば良い話しだけど。



ギターうまくなりたいなぁ。



ブリッジのレゲエ風のリズムパターンはキヨシのアイデア。コード進行はイントロと同じ。



ソルファの中でも1、2を争う非常に格好良いイントロだと個人的に思っている。
2004-10-22 1098455340
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