レインボー
カテゴリ:日記
17日、休み。

L.A.では我々のセカンドアルバムのマスタリングが行われている。スケジュールの関係で参加できないのが残念だが、東京で曲間や最終的な音像などの話は十分やってあるし、リクエスト済みのため心配なし。ちなみにエンジニアはステファン・マーカッセン。



家に籠るのもなんなので、映画「誰も知らない」を見に行く。映画館にはオバチャンから若者までかなりの人が並んでいて、結局1つ後の回を見ることになった。

子供の表情に演技臭さがまったくなく、そういった子役の演技も非常に自然で素晴らしく、またそれがきっちり録られていて印象深かった。

母親が言い放った「お母さんだって幸せになったっていいじゃない」このセリフが人間を、欲望と繋がらないコミュニケーションを、そして現代を象徴しているような気がしてドキっとした。

そして、空港近くでのシーンで、主人公の震えた手を握る少女の手。ささやかだけれども全てでもある救いがそこにあって、胸が熱くなった。

いろいろなことを考えさせられる素晴らしい映画だった。



この映画にはモチーフとなった実話が存在している。勿論、映画より残酷な実際に起こった事件だ。そのことを考えると悲しい気分になる。





18日、名古屋にてライブ。

BUMP OF CHICKEN、ACIDMAN、レミオロメンという豪華なバンド達と共演できて素直に嬉しい。そして非常に楽しいイベントだった。



BUMP OF CHICKENの本編終了直前にFM愛知に移動し、マザーミュージックの生放送を行った。キヨシは疲れによる変なテンションで、オフマイク中の動きが怪しく、そして久々の「ウザちゃん」状態であった。ちなみにアジカン内では、「テンションがいつもと違って異様に高くてウザいヤツ」のことを「ウザちゃん」と呼んでいる。大概の場合はその日だけ、その夜だけ命名されることが多い。こう呼ばれるのはメンバーにとっては最大の屈辱。



その後、中華料理屋にて打ち上げに合流。

BUMP OF CHICKEN、ACIDMAN、レミオロメンの面々と色々な話をした。BUMP OF CHICKENとは初対面で緊張したが、非常に気さくで楽しい人たちだった。

そんなテンションの高い打ち上げは、恐らくレミオロメン藤巻君が酔っぱらい大賞を受賞して終了。本当に楽しい食事とお酒を頂いた。





19日、横浜戻り。ヌボーっとする。



10月あたりを目標に、宅録機材をガツンと揃えようと思っている。というのも、最近は思いついた音楽的ネタをガレージバンドという「アナタも今日からミュージシャン!」的ソフトに入れたりしているのだが、もうちょっと本格的に家でデモを作りたいと考えているからだ。友人に相談し、Cubaseというソフトと周辺機器を揃えることに決定。

自分の頭の中にあるイメージを、一度自分の力だけ(もちろんコンピューターの力もあるが)でアウトプットしてみたい、そしてそれをどうやってバンドに落とし込むか。そういうミュージシャン的な欲求にかられている。



最近、誤字脱字が多いな。日記。
2004-08-19 1092924600
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