合宿中
カテゴリ:日記
某合宿所から今夜の日記をお送りしています。新曲制作はバッチリです。これで録音が順調に進めば秋には新しいアルバムを皆さんに届けられると思います。そして、そのアルバムを持って、来年なるべく多くの場所へ行ってライブを行いたいと思っています。



それから、掲示板がまた炸裂していますね。読んでいて凄く面白いです。

「私は○○のファンだ。」という言葉自体は悪くないですし、むしろ言われて嬉しいですが、僕個人の意見としては「アジカンのファン」いうより「音楽のファン」もしくは「ロックのファン」であったりして欲しいなと思います。そういう意味の象徴として、僕らはNANO-MUGEN FES.を武道館で、ワンマンでなくイベントとして行うのです。

世の中にはいろいろな音楽の聴き方をしている人がいて、例えばチャートに乗るような音楽しか聴かないという人もいるかもしれませんが、そういう人がアジカンを聴いて、洋楽邦楽問わずいろいろな音楽を聴くきっかけになってくれれば嬉しいです。



そして、「いつから聴いてるか?」みたいな論議は、アジカンに関してだけではなく、何においても不毛な論議だと思います。音楽を批評すること自体は悪くないと思いますが、そういうことによって人間の優劣はつきませんし、音楽をあまり聴かない人を見下すこと以外にアウトプットのないロックファンの人とか僕は大嫌いです。音楽は日々の生活や感情に結びついてこそ、そういうアウトプットを持っている人が豊かなのだと思います。



僕らはインディー時代から、そしてこれからも「良い曲を作って多くの人に聴いてもらいたい」それしかないのです。テレビとかにはほとんど出ないし、なかなか皆さんの前に出る機会が少なくてすいませんが、今年たくさん出る夏フェスや来年のライブツアーで「生」で楽しんでもらうのが一番良い方法だと思ってます。中高生の皆さんは親御さんの許可がないと観にこれないという人が大半かと思いますが、「ライブハウスはもはや不良の溜まり場ではない。むしろその逆。」と御両親にお伝え下さい。そして両親をなんとか説得してライブに来て下さい。



多くの人がアジカンを応援してくれていることを、僕は本当に幸せに思っています。
2004-05-10 1084115820
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